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甲府でひきこもりへの理解深める催し 厚労省が全国キャラバン

「ひきこもりVOICE STATION 全国キャラバン」の様子。写真は「ひきこもりVOICE STATIONフレンズ」の芸人の山田ルイ53世さん(左)、インフルエンサーのまいきちさん(中)、演出家の宮本亞門さん(右)。(写真提供=ひきこもりVOICESTATION事務局)

「ひきこもりVOICE STATION 全国キャラバン」の様子。写真は「ひきこもりVOICE STATIONフレンズ」の芸人の山田ルイ53世さん(左)、インフルエンサーのまいきちさん(中)、演出家の宮本亞門さん(右)。(写真提供=ひきこもりVOICESTATION事務局)

 厚生労働省が10月10日、かいてらす(甲府市東光寺3)で「ひきこもりVOICE STATION 全国キャラバン」を開く。

「ひきこもりVOICE STATION 全国キャラバン2026」

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 「ひきこもりVOICE STATION」は、ひきこもりへの理解を広げることを目的に厚生労働省が主催し、文部科学省が後援する広報事業。今年で6年目を迎える。ひきこもりの状態にある本人や家族の声を、イベントのほか動画やアート作品などのコンテンツを通して発信してきた。当事者と家族が社会的な偏見を受けることなく支援につながる状態を目指す。

 背景に、ひきこもりが限られた人の問題ではないという実態。15~64歳を対象とした2022年度の内閣府調査に基づく推計では、ひきこもりの状態にある人は約50人に1人。学校や職場を離れたきっかけ、人間関係、病気や介護など、その背景はさまざまで、本人だけでなく家族や支援者を含めた周囲の理解が課題となっている。

 全国キャラバンは、この事業の中心となる対面プログラム。2026年度は全国6カ所で開き、甲府市は大阪市、青森市、岐阜市に続く4カ所目。以降、は岡山市が10月17日、宮崎市が11月14日と続く。山梨県内での開催は今回が初めて。

 甲府会場のプログラムは3部で構成。セッション1では、ひきこもりの当事者や家族、支援者に、事業のアンバサダーに当たる「ひきこもりVOICE STATIONフレンズ」も加わり、それぞれの体験を語り合うトークセッションを行う。ゲストには、自身がひきこもりを経験したことを公表している、お笑いコンビ「髭男爵」の山田ルイ53世さんが登壇する。セッション2は、当事者と家族の声を基に「ひきこもりボイスカルタ」の川柳を考えるワークショップ。セッション3は、キャラバンの感想などを参加者同士で語り合う交流の時間に充てる。会場に足を運べない人向けに、セッション1はオンラインでも参加できる。

 厚生労働省社会・援護局地域福祉課で地域共生社会推進室ひきこもり支援専門官を務める佐野茂樹さんは「ひきこもりを怠けや甘えと捉えるのではなく、その背景には社会環境やさまざまな事情があり、本人や家族だけに原因があるものではないことを伝える広報事業。支援制度は、存在するだけでなく、必要な人に知ってもらうことが重要。著名人の発信を通じて、これまで関心のなかった人にも理解を広げ、『支援とは本人を外に出すこと』という誤解をなくし、ひきこもること自体を否定せず、本人が安心して生活できる環境を整えることも大切な支援だと、社会全体に伝えられれば」と思いを込める。

 事業では、キャラバン以外の発信にも力を入れる。当事者の体験を元にしたショートドラマ「こもリアル」は、再生回数が280万回を超えた。当事者本人が自身の言葉で語るドキュメンタリーシリーズ「VOICES」も公開している。当事者と家族から自身の経験や思いを詠んだ川柳を募る「ひきこもりボイスカルタ大賞」は11月23日まで作品を受け付け、2027年1月に開くフェスで発表と表彰を行う。

 開催時間は13時~17時。参加無料。申し込みは、公式サイトの申し込みフォームで受け付ける。

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