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「ミライトやまなし」開催へ 学生に移住・定住の観点から山梨の魅力アピール

過去開催でルミエールワイナリー(笛吹市)を視察する様子。

過去開催でルミエールワイナリー(笛吹市)を視察する様子。

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 山梨で働くこと、暮らすことを具体的にイメージしてもらうことを目的に、企業見学と交流を組み合わせたキャリア体験型プログラム「ミライトやまなし」が3月26日~28日の3日間、開催される。主催は「県央ネットやまなし」の移住・定住分科会。

【学生対象】「ミライトやまなし 将来発見バスツアー」

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 対象は高校生・大学生・短期大学生・専門学校生で、山梨県内の企業や施設をバスで巡る。甲府発と新宿発の2コースを用意。2023年に初開催し、今回で3回目。

 ツアーでは、地域に根付いた製造業や老舗企業などを訪問し、実際の職場施設や働く現場を体感する。1日目は銘菓メーカー「桔梗屋」(笛吹市)や、「富士屋ホテル」(山梨市江曽原)でのコースランチとテーブルマナー体験、コストコホールセール(南アルプス市)などを巡る。甲府便では勝沼ぶどうの丘(甲州市)を訪れ、地元のワイン文化にも触れる。

 2日目は「印傳屋 上原勇七」(甲府市中央)で伝統工芸「甲州印伝」を学び、ヴィラ・エステリオ(笛吹市)で模擬挙式体験を行い、コースランチを楽しむ。東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ(韮崎市)などを視察し、技術産業の現場を知る。甲府便では甲府東洋(中央市)の食品工場も訪問し、生活に身近な加工食品生産の裏側を探る。

 3日目は、新スポット「こうふ亀屋座」(甲府市丸の内)で篆刻(てんこく)体験を行い、山日YBSグループ(甲府市北口)を訪問。同グループ社員食堂で昼食を取った後、報道の制作現場を見学。地下ホールで交流イベントを開催し、ツアー参加者や一般来場者が参加する企業の担当者と意見交換する機会を設ける。企業プレゼンテーションや自由面談も行い、移住・定住の観点から山梨の魅力を知る内容にするという。

 甲府市連携共創課の此田英樹課長は「今回のツアーで、山梨での就職や暮らしを考える人に、企業や地域の姿を具体的に知ってもらうことで、山梨県域の特色や広がりも感じて、地域全体が盛り上がる流れにつながれば」と期待を込める。

 参加無料。3月15日まで、参加者を募集している(定員になり次第受け付け終了)。3日目の交流イベントのみの参加も可能。

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