地域交流イベント「結フェス・サマー2023」が8月26日・27日、甲府市愛宕山で開催された。
甲府・愛宕山で「結フェス」 2拠点居住者らが交流、キャンドル作りなど
甲府盆地を一望する愛宕山斜面に、「やまなし創生 官民連携 空き家活用 促進事業」として3棟の空き家を同時リノベーションし、シェアハウス2棟とイベントスペース棟を2021年9月に竣工したSHOEI(甲府市古府中町)が主催した。同施設は、近隣の放棄農地をボランティアと伐開、綿作りや有機野菜作りなどを行い、かつての日本の生活様式「結」をコンセプトに「Art(文化芸術音楽)とAgriculture(農ある暮らし)」を体験できる一体的な施設。
フェスは、入居者、移住者、2拠点居住者、地域の人々などの交流を育むため、半年に1回開催している。
イベントには9店、7団体が参加。世界の平和を祈りボランティアと400個のキャンドルを製作しキャンドルコンサートを開いたほか、入居中のアーティスト含む県内の若手アーティストやミュージシャンによるミュージックアートライブ、結農園で採れた綿や藍を使った染物ワークショップ、マルシェなどを行った。2日間で延べ約200人が訪れたという。
大原勝一社長は「アートや地域活性化事業に興味を持つ高校生や大学生も設営から参加してもらった。外国籍の出演者や参加者との交流もあり学校では学べないことも体験できたのでは。子どもから年配の方まで、国籍も超えて楽しむことができた」と振り返る。