「笛吹市100人会議 Vol.11」が4月17日、御坂農園グレープハウス(笛吹市御坂町夏目原)で開催される。
100人カイギは、人と人とをつなぎ、「地域に熱い思いを持って活動する」ゲストの話を聞き、地域の魅力を再発見したり、新たな価値観を得たりすることを目的とするイベント。2018(平成30)年に始まったこの活動はコミュニティープラットホームとして全国へ広がり、2024年4月時点で全国102地域、開催数1346回、延べ登壇人数4万8536人。「ゲストが100人になったら会を解散する」のが唯一のルール。
笛吹市100人カイギは昨年6月に始まり、毎月第3水曜に5人のゲストが登壇。全20回の開催で今回を含め残り10回となる。これまでに登壇したゲストは18歳~85歳の50人で、累計参加者は305人。参加チケットは毎回、販売開始からほぼ1日で完売してしまうという。
始まりのきっかけは、キュレーターの榊原由さんの知人が他地域のキュレーターをしている様子をSNSで投稿していたのを見かけ、「登壇する人たちが輝いて見え、衝撃を受けた」と振り返る。山梨県内ではどこも開催していなかったのと、自身が諏訪湖100人カイギで登壇した際に「周囲が温かった」こともあり、山梨での開催を決めたという。
今回は過去最高となる53人が参加予定で、会場には初の試みとしてキッチンカー2台が登場する。ゲストスピーカーに、のなか鍼灸(しんきゅう)院院長の野中慎祐さん、田丸社長の藤巻一史さん、NPO法人「まちづくり法人山梨タンク」代表理事の河西和奈さん、バーズフィルムプロデューサーの小池和洋さん、granmagic田中写真館社長の田中秀和さんを迎える。
榊原さんは「第1回目の昨年6月21日の朝は、登壇者、参加者たちは来てくれるかと心配が過り、昇る朝日に祈ったりした。開場すると会場は満席になり、話が終わると大きな拍手が鳴り響き、『すてきな時間をありがとう』『次回もまた参加したい』などの声が聞けてうれしかった。参加条件は笛吹市内、市外問わずに緩くつながりたい人。笛吹市100人カイギを通じて新たなる縁と出会ってほしい」と話す。
開催時間は19時~21時。参加費は1,000円。申し込みはウェブで受け付けている。