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甲府に食育体験型カフェ&バル「カムカム」 青果中心のメニュー提供

岡田杏名社長(右下)と「CAMUCAMU」スタッフ

岡田杏名社長(右下)と「CAMUCAMU」スタッフ

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 甲府のグルメ施設「ウェルネスゾーン」(甲府市徳行2)に、カフェ&バル「CAMUCAMU(カムカム)」がオープンして、7月22日で3カ月がたった。

食育体験型カフェ&バル「CAMUCAMU」外観

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 経営するベビーダの岡田杏名社長は東京でカウンセリングや事務仕事をしていたが、父親の仕事を手伝うために2021年に山梨へ移住。県内で3年間、青果仲卸の仕事をしていた。仕事をする中で市場や地域とのつながりもでき、5年ほど前から、「コミュニケーションが取れる空間の提供」「全ての子どもたちが心も体も健康になれる場所の提供」「フードロス削減の推進」などをテーマにした事業を始めようと考えていたという。

 店名の由来は、岡田さんが好きだというスーパーフードの「カムカム」、「おいで、おいで」の意味でのカム、「よく噛(か)む」の3つ意味を込める。

 「心も体も健康で入れる場所」をコンセプトに、野菜や果物を中心とした「食育体験型」の同店。店舗面積は20坪ほどで、店内は野菜をイメージして緑を基調とした内装に仕上げた。親子連れが利用しやすい環境を意識し、小上がりの畳スペースや授乳室を備え、オープンキッチンにすることで調理風景も見てもらえるようにしたという。

 提供するメニューは薄味と色と味が出るように意識し、赤・黄色・緑に分けて構成。12歳未満にはスムージーとスープは無料で提供している。高田さん「お薦め」の「サラダランチ」(1,320円)は350グラムの緑黄色野菜を1食で摂取できるという。他に「あかのスムージー」「きいろのスムージー」「みどりのスムージー」(以上880円)、クジラの肉を使った「タコス」(1,100円)、マカロニを使わない野菜のみの「特製ホワイトソースのグラタン」(1,320円)、「アサイーボウル」(990円)など20種類ほどを用意する。国産茶葉を使ったアイスティーには天然水で作った氷を入れる。

 岡田さんは「お酒が好きでビアソムリエ、日本酒ソムリエを取得した。夜のバルでは、オリジナルのカクテルとクラフトビールを用意する。罪悪感なくお酒とつまみを楽しんでほしい。フラッと立ち寄れる身近なコミュニティーになれれば」と話す。今後については、「離乳食・介護食、産前産後のお母さんへの食事などを手がけていきたい」とも。

 営業時間は、ランチ11時~15時30分、ディナー17時30分~21時30分。水曜・日曜定休。

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