「勾玉(まがたま)ペンダント」を作る体験イベントが8月3日・4日と10日・11日、山梨県曽根丘陵公園(甲府市下向山町)で開催される。
同公園がある曽根丘陵地帯は、旧石器時代から古代にかけての遺跡が数多く発見され、山梨古墳文化の発祥地。全国的にも貴重な国指定史跡「銚子塚古墳」「丸山塚古墳」などの歴史的遺産が多く点在し、山梨の歴史を知る学習拠点となっている。
同園の山川丈洋さんによると、「古墳や土器のある当園で、古代に触れる合うイベントを何か開けないか」と考えたという。古代の装飾品である勾玉を作ることで、その制作過程を知り、作る喜び、楽しさを体験してもらうことを目的に開く。園内にある考古博物館では同体験を、学校(学年)単位・個人の申し込みで都度行っているが、イベントとしての開催は今回が初。
イベントは90分ほどで、勾玉の「形作り」に始まり、「削り」「磨き」を経てオリジナルの勾玉作りが体験できる。参加者は当日に限り、山梨県立考古博物館に無料で入館できる。
山川さんは「時間を自由に使える夏休みにイベントを開くことで、児童・生徒は父兄と一緒に参加して夏休みの思い出作りをしてもらえれば」と呼びかける。
参加資格は小学生以上で、参加費は300円。事前に電話で受け付ける。