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イオンモールで「やまなしユニバーサルフェス」 300人が来場

「やまなしユニバーサルフェス2024」ユニバーサルファッションショーに出演した丸山華瑠さん

「やまなしユニバーサルフェス2024」ユニバーサルファッションショーに出演した丸山華瑠さん

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 障害の有無にかかわらず「誰もが共に楽しみ、共生社会の実現に向けた実感・共感を広げる」ことが目的のイベント「やまなしユニバーサルフェス2024」がを8月3日、イオンモール甲府昭和(昭和町飯喰)1階さくら広場で開催された。主催は山梨県。

「やまなしユニバーサルフェス2024」会場

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 3回目となる今回は、2022年、2023年は「ユニバーサルファッションショー」として実施していたものを「やまなしユニバーサルフェス」と名称を変更。ファッションショーを中心としながら、ダンスパフォーマンスや手話言語の啓発イベントも交えて、共生社会の実現に向けた交流イベントとして開催した。立ち見客も含めて300人以上の来場者があったという。

 第1部では「障害者モデルと学生によるファッションショー」が行われ、県内から一般公募で選ばれた15人の障害者モデルとゲストモデルの石澤瑠璃子さん(やまなし大使)、前田一翠さん(やまなし大使・ファッションモデル)が出演した。事前に都内から専門の指導者を招きウオーキングレッスンを2回行い、人前で自分を表現する方法やポージングの仕方のレクチャーを受けた。当日は、イオンモール内の店で販売している商品を身に着け、ヘアメークによるトータルコーディネートを行った。

 続く第2部では、山梨大学ダンス部と「わくわくsmile(スマイル)サークル」による「障害者グループと学生によるダンスパフォーマンス」、第3部では「手話言語の啓発イベント」として、いしいそうたろうさん(山梨県住みます芸人)、「よしもと手話ブ!」によるお笑いステージ、甲州手話落語会代表の高橋誠一郎さんによる手話言語を用いた落語が披露されたほか、山梨県聴覚障害者協会による手話クイズが行われた。

 山梨県福祉保健部障害福祉課地域生活支援担当主事の笠井洋祐さんは「最初は人前に出るのを恥ずかしがる人もいたが、皆さん堂々としウオーキングを披露していた。体験を通して、自身の社会参加につなげるというイベントの所期の目的を達成できたのでは」と振り返る。「本年度はテーマを『共に歩む!』とし、障害のある人とない人が共演して、来場者が共に楽しめるイベントを目指した。来年度以降の開催を望む声もあった。今後もイベントなどを通じて、共生社会の実現につなげていきたい」とも。

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