映画「ゆめパのじかん」の上映会が10月20日、甲斐市双葉ふれあい文化館(甲斐市下今井)で開催される。
上映作品は、子どもたちの居場所「川崎市子ども夢パーク」(川崎市高津区)をテーマにしたドキュメンタリー映画で、同館の市民企画事業の一環で実施する。
「川崎市子ども夢パーク」は、全国に先駆けて市が制定した「子どもの権利条例」に基づき開設。児童・学生の居場所であるとともに、不登校の子どもたちの居場所にもなっており、全国的に注目されている。
上映は、現在県内で増え続ける児童の不登校や、子ども・若者の第三の居場所づくりについて考え、行動するきっかけを作るのが目的。
当日は、午前と午後で2回上映。2回目の上映後には感想交流会も開催する予定。交流会では、映画の感想や自分の考え方について参加者同士が自由に意見を交換する場を設け、より深い理解を深める機会をつくる。
事務局長の阿部水穂さんは「学校に行きにくい子どもが増えている。甲斐市では旧緑化センターに子育て支援を軸にした公園づくりが進んでいる。そこに川崎市子ども夢バークのような『子どもの権利条約』を元にした子どもと大人の居場所をみんなで考え、みんなでつくることができれば。上映会に参加して今、子どもたちが置かれた現状や居場所についてみんなで考えてみては。2回目の上映後に感想交流会もあるので見に来てもらえれば」と呼びかける。
上映時間は、1回目=10時~11時30分、2回目=13時30分~15時。入場料は500円、高校生以下無料。