山梨県とポーラ(東京都品川区)が10月17日、連携協定を締結した。
共生社会推進に向け「やまなし共生社会推進プレイヤーズ」にも参加する
山梨県庁で同日行われた締結式には、大久保雅直山梨県副知事、ポーラの及川美紀社長が出席。協定締結式後には、及川社長による「山梨エンパワーメントセミナー」が行われ、エンパワーメントの重要性や潜在能力の引き出し方について話をした。
協定は、誰もが活躍できる社会の実現を目的としたもので、両者は、地域資源を有効活用し、山梨県内におけるエンパワーメント推進を中心とした地域活性化や、県民一人一人が自らの可能性を広げるための具体的な支援策を共に展開していく。
全県民が自ら選んだ道に挑戦し地域社会での活躍を促進する「開の国」の実現を目指している山梨県は、ポーラとの協力により、この取り組みを一層強化するという。
ポーラは、創業100周年を迎える2029年に向け、ジェンダーや年齢、地域格差の解消を掲げ、サステナビリティー方針に基づく目標数値の達成に取り組んでいる。美容と健康の分野を超えて、人・社会・地球全体をケアする姿勢を持ち、「We Care More. 世界を変える、心づかいを。」を行動指針に掲げる。
今後、暴力からの回復を目指す女性に向けたメーキャップ講座の提供、美容・健康に関する相談会のほか、共生社会の実現に向け、中高生を対象にした多様性教育を推進するワークショップや、地域住民を対象にした講演会の実施、「やまなし共生社会推進プレイヤーズ」への参加などを行っていくという。