山梨ご当地ラーメン協会が11月10日、「新山梨ご当地ラーメン」完成披露試食会を「麺ズ冨士山」（甲府市丸の内）で開催した。協会会員、メディア関係者のほか、インフルエンサー・ユーチューバー・モデル・アナウンサーなどのゲスト48人が参加した。

山梨ご当地ラーメン協会会長の想い

　「『名水系』やまなし源水（げんすい）ラーメン」と名付け、3つのテーマを定め、同ラーメンであるゆえんとして10の特徴と1カ条を設けることを発表した。

　特徴には、「トッピングには最低1つ以上の県産食材を使う」「スープにも麺にも、山梨県の水を使う」「山梨県のブランド魚のアラなどを使う」などが挙げられた。提供価格は店により異なるが、900円台程度の価格設定で調整中だという。

　同協会は今年7月11日（ラーメンの日）に発足。山梨県内の原料加工業者、食品問屋、食品メーカーなど12の事業者で構成される。ご当地ラーメンにより観光客の流入を増やすことを目標に、提供店舗数の拡大、行政とのタイアップや連携、イベント・大会への出店で知名度アップを目指す。

　協会理事の山本重輝さんは「これまで数えきれないほどの試食会とワークショップ、SNSでのアンケート調査を重ね、『県民みんなで作るラーメン』を目標にしてきた。ラーメン店だけでなく、さまざまな施設で提供していただくことで、どこでも気軽に食べられるラーメンになってほしい」と話す。

　県内3店舗で11月20日、提供開始。同日、「やまなし源水ラーメン」店舗提供開始記念イベントを富士急ハイランド（富士吉田市）で予定する。
　11月9日より、クラウドファンディングで協力も呼びかけている。