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身延で「峠のマルシェ」 地域に定着、新企画の朗読会やワークショップも

朗読会の様子。音楽や効果音を用いたり、観客が参加したりする工夫も。

朗読会の様子。音楽や効果音を用いたり、観客が参加したりする工夫も。

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 「峠のマルシェ」が11月24日、峠のレストラン「Le Queon(ル・クオン)」と身延竹炭企業組合(以上、身延町角打)の敷地内で開催された。

身延で「峠のマルシェ」 地域に定着、新企画の朗読会やワークショップも

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 地域のハンドメード作家や農家が出店し、6回目となる今回は、新たな催しが2つ加わった。新たな取り組みの一つが朗読会。朗読グループ「ぶらんこの会」によるミニ朗読会を実施。同グループは1999年(平成11)年に発足し、今年で25周年を迎える。現在7人で活動し、月1回の学習会や街の芸能発表会への参加、独自の朗読会開催を続けている。今回は今月亡くなった谷川俊太郎さんと金子みすゞの詩の朗読を披露した。

 2つ目は多様なワークショップ。今年はバルーンアートや松ぼっくりを使った工作、抹茶体験、裁縫教室などを開いた。子どもから大人まで参加できる内容で、多くの家族連れが訪れた。

 主催した遠藤明子さんは「手を使う体験型のワークショップを取り入れ、幅広い層に楽しんでもらえるよう工夫した。朗読グループから、この空間で発表したいという申し出があり、今回初めて企画に加えた。地区の人々にも店やイベントを知ってもらうため、町内でチラシを掲示したり回覧板で案内したりした結果、地域からの来場者が増えた。さらに、出店者が積極的にチラシを配布したことで、初めて訪れた人も多く、イベントが徐々に地域に定着してきたと感じている」と話す。

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