「まちづくり視点で空き家対策を体験するカードゲーム」のテストプレーが1月25日、山梨県立図書館(甲府市北口2)で行われる。主催はNPO法人「イエカラ」。
「まちづくり視点で空き家対策を体験するカードゲーム」モニター募集
同事業は、イエカラが昨年採択を受けた「令和6年度国土交通省空き家対策モデル事業」の一環で行う。
甲府市の官民連携「甲府まちなかエリアプラットフォーム」のコンサルタントも務めるネイバース社長の尾﨑信さんと「コミュニティデザインラボmachi-ku」の安藤哲也さんをアドバイザーに迎え、昨年8月から、ゲームの種類の調査、目的・ターゲットの洗い出し、実施場所、欠かせない要素の絞り込み、登場するキャラクターの設定などのブラッシュアップを重ねてきた。
テストプレーは今回で3回目。1回目はアドバイザーの2人とイエカラメンバー4人で実施、2回目は昨年12月13日、関係者と一般、市職員合わせて12人でたたき台をプレーした。3回目となる今回は一般を募集し、アップデート版をプレーする。
同NPO代表の新井円さんは「空き家対策は所有者責任とされているが、カードゲームを通して(空き家対策は)未来のまちをつくることだと気づいてほしい」と話す。「社会課題解決のトレンドでもあるが、教育の現場で取り入れてもらえれば。若者にテストプレーに来てもらい、これからの未来を担う人たちから意見をもらいたい。参加することで地元を見直すきっかけ、山梨に戻ってくるきっかけになれば」とも。
開催後もテストを行いながらアップデートを重ね、来年度中の完成を目指す。
開催時間は16時30分~19時30分。対象年齢は中学生以上。参加はウェブで受け付ける。