カフェ「SPRECT COFFEE(スプレクトコーヒー)」(昭和町西条)が1月11日にオープンした。
経営するウエダ(甲斐市竜王)は上田大輔社長に代替わりしたのを機に昨年、飲食部門を立ち上げることを決意。都内で15年間、コーヒー店に勤務していた義兄の上田脩太さんも会社を盛り上げるため、昨年1月にUターン。約1年の準備期間を経て開店にこぎ着けた。
バリスタ兼ロースターを務める脩太さんは、「ジャパンブリューワーズカップ2014・2015」優勝、「ジャパンエアロプレスチャンピオンシップ2013」2位の実績を持つ。味の好みや自宅でのいれ方など、コーヒーに関する相談にも応じるという。
仏壇・仏具の販売を長く続けてきた同社。「これまで関わってくれた人たちに感謝の気持ちを持って新しい事業を始める」という意味を込めて、「respect(リスペクト)」を並び替えて店名を付けた。
店舗面積は22坪。店内は「柔らかくナチュラルな雰囲気を意識した」という内装で、カウンター席、テーブル席合わせて25席を用意する。
自家焙煎(ばいせん)のスペシャルティコーヒー、ラーメン、焼き菓子というユニークなメニューが特徴の同店。2人がラーメン好きだったこと、他店と差別化をしたかったこと、ラーメンが好きな子どもが来やすい場所にしたかったことなどから、「味合わせをしながら納得するラーメンを開発した」という。焙煎機は脩太さんが以前勤務していた店で使っていたものを譲り受けた。
メニューは、「特選醤油(しょうゆ)らーめん」(900円)、「ミニチャーシュー丼セット」(1,150円)、焼き菓子(日替わり3~4種類、430円~)などのフードメニューと「ドリップコーヒー」(500円~)、「エスプレッソシングル」(350円)、「カフェラテ」(550円)、「和紅茶」(600円)など20種類ほどのドリンクメニューを用意する。シングルオリジンとブレンドを含む4種類のコーヒー豆を用意し、販売も行っている。
脩太さんは「甘さが一番出るような焙煎を心がけている。子どもからお年寄りまで、いろいろな人に来てもらいたい。家みたいな場所でおいしい料理、コーヒーを楽しんでもらえれば」と話す。
営業時間は10時~18時。定休日は週ごとにSNSで知らせる。