山梨県立図書館(甲府市北口2)内の「図書カフェときのこ専門店 白州・山の水農場」で現在、「バオバブ堂の巨樹の世界展」が開催されている。
主催するバオバブ堂・桜本まい子さんは、15年ほど前に体調を崩した際、「これから仕事ができない」と思い、元々好きだった巨樹の絵を描くなど創作活動を「バオバブ堂」の名で始めた。13年前、結婚を機に山梨へ移住。巨樹のある土地を自ら訪れ、現地でスケッチしたり、写真を撮ったりしているという。北杜市須玉町にある「日影のトチノキ」を見て以来、巨樹の魅力にのめり込むようになった桜本さん。これまでに印象に残っている巨樹は、14年前に訪れたアフリカ・マダガスカル島のバオバブだという。
作品のモチーフにしている巨樹の世界をテーマに、スケッチと写真を中心とした作品を展示する同展。桜本さんの私物である巨樹関連の本を集めた「巨樹本図書室」も会場内に設け、巨樹をテーマにしたZINEの販売も行う。
桜本さんは「巨樹と聞くと屋久島などを思い浮かべる人も多い。特別な存在だが身近にもあることを伝えたい。大きければいいものでもなく、小さくてもいいところがあり、そんなところに魅力を感じる」と思いを込める。
2月3日には専門家ではない立場から巨樹について語り合う「巨樹座談会」を行う。参加費は2,000円(手ぬぐい・ドリンク付き)。
開館時間は10時~16時30分。2月6日まで。