宝石の研磨技術を紹介する企画展「ジュエリーをたのしむ6 カット」展が現在、山梨ジュエリーミュージアム(甲府市丸の内1)で開催されている。
展示は、2017(平成29)年に始まった「ジュエリーをたのしむ」と題したシリーズ展示の6回目。期間中、山梨県内の職人たちによる、研磨技術を生かしたさまざまなカットの宝石作品約100点を展示している。
山梨では、江戸時代後期に京都から研磨加工技術が伝わり、県北部の金峰山一帯からの良質な水晶の加工から、さまざまな宝石類を磨き上げる宝石研磨の発展へとつながり、現在のジュエリー産業の礎となっている。
担当学芸員の若月千佳さんは「宝石の代表的なカットを用いたジュエリーから、山梨の職人によるオリジナリティーあふれるカットの作品までを紹介している。宝石の豊かな表現に注目してほしい」と呼びかける。
開館時間は10時~17時30分。火曜と年末年始休館。入館無料(研磨体験、貴金属加工体験は有料)。2024年2月26日まで。