甲府市地方卸売市場(甲府市国母6)で11月25日、市場開設50周年記念イベント「市場まつり」が開催された。
同市場は1973(昭和48)年4月25日に開設の認可を受け、今年で50周年の節目を迎えた。総面積約1万6000平方メートルの敷地に、青果棟、水産棟を配置し、その周囲に配送センター、冷蔵庫、各種倉庫、加工設備設備などの建物が立ち並ぶ。市場ができるまで、野菜や鮮魚などの生鮮食料品の卸売りは、民営の青果市場と水産物卸売業者によって市内各所で行われていた。
当日、ステージでは「青沼~ず」「水萌みず」「伸太郎」によるライブや参加型の模擬競りを実施。場内では子ども縁日、野菜釣り、カニ汁・ホタテのバター焼き無料配布、焼きそば・焼き鳥などの模擬店、南極体験ツアー、バナナのたたき売りが行われた。
同市場管理事務所経営管理課の田中真一課長は「普段の『市場開放 甲府さかなっぱ市』の倍以上の人出があり、多くの人に楽しんでいただけた。50周年を迎え、これまでの市場関係者・功労者をたたえ、消費者に感謝する祭りにできた。今後も市場関係者と連携して市場の在り方を考えていきたい」と話す。