
甲府の和菓子店「澤田屋」(甲府市中央4-3-24)が創業114周年を迎えることを記念して6月7日・8日の2日間、「創業祭」を開催する。
今年は看板商品「くろ玉」の誕生96周年という節目とも重なり、「くろ玉96th anniversary」と題した特別イベントを展開する。
澤田屋は1911(明治44)年6月10日に創業し、2025年で114年の歴史がある老舗和菓子店。1929(昭和4)年に職人の手によって生み出された「くろ玉」は黒糖ようかんで青えんどう餡(あん)を包んだ独自の和菓子。現在も多くの支持を集めている。今回は、その96周年を祝う形で、2日間限定の特別メニューやグッズ販売などを行う。
イベントでは、「できたてくろ玉」を実演販売。通常よりも青えんどう豆を多く使った濃厚な味わいで、両日とも各日200個限定。「アイスにできたてくろ玉」も初登場し、バニラアイスにできたてのくろ玉をかけて提供する冷菓スタイルで、各日100個限定。
1,080円以上の買い物客は「スタッフ特製くじ引き」を引ける。外れなしで1人1日1回まで参加できる。併せて、イラストレーターでグラフィックデザイナーの影山ジャロさんとコラボした「くろ玉96thグッズ」も販売。Tシャツ、トートバッグ、ハンカチ、メッセージカードなどをそろえる。
澤田屋取締役の黒沢玲那さんは「感謝の気持ちを込めて毎年開催している創業祭。創業114年に加えて今年はくろ玉96歳という特別な年。『おいしい』はもちろん、『楽しい』もたくさん味わっていただけるように、盛大に企画した。遊びにきてもらえれば」と話す。
開催時間は両日とも10時~18時。カフェ営業は10時~17時。火曜定休。