
山梨県産100%の桃ジュースを蛇口からつげる「モモジャグチー」が6月20日、nouto(ノウト)工場直売所(笛吹市石和町駅前5)に登場する。
同所は5月にオープンしたばかりで、規格外品も正規品と同様に積極的に活用し、ジェラートや干し芋、ドライフルーツなどを製造・販売する。「モモジャグチー」は、カップを購入した客が自分で蛇口から桃ジュースをつぐ体験型サービス。山梨県は農林水産省の最新統計で桃の生産量が日本一を誇り、全国の約3割を占める。この背景を生かし、地元や観光客が山梨の桃をもっと身近に感じられる仕掛けとして企画した。
運営するKEIPEは2017(平成29)年設立のソーシャルベンチャーで、障害者や地域の課題解決を目指した事業を展開。従業員は約130人で、障害者の就労支援や飲食、地域商社、資源循環、マッチングプラットフォームなど多様な事業に取り組む。
担当の雨宮友美さんは「山梨県は桃の生産量日本一を誇るフルーツ王国。そんな山梨の桃をより多くの人に楽しんでもらいたいという思いから、モモジャグチーを考案した。蛇口から桃ジュースが出てくる夢のような体験を通して、山梨の魅力を存分に感じてもらえれば」と話す。
直売所のコンセプトは「フルーツエンターテインメント」。店内から商品の製造過程を見学できたり、ジェラートにトッピングかけ放題ができたりするなど、来店客がさまざまな体験を通じて山梨のフルーツを楽しめる工夫を凝らしている。
価格は1杯400円。営業時間は9時30分~16時30分。木曜定休。8月30日まで。