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甲府でNPO主催イベント 民主主義やソーシャルビジネスを考える機会に

当日は会場に座りきれないほどの参加者が集った

当日は会場に座りきれないほどの参加者が集った

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 民主主義やソーシャルビジネスとは何か、そこで必要とされる「協力」とはどのようなことかを考えるイベント「民主主義・NPO & ソーシャルビジネスにモヤる人が集まる会」が11月22日、「TO-CHI(トーチ)」(甲府市中央1)で開催された。主催はNPO法人「イエカラ」(青葉町)。

岡田憲治さん、松原明さん解説 民主主義やソーシャルビジネスとは何か

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 当日は地元や都内からNPO職員や会社員、商店主など45人が参加した。当日は「政治学者PTA会長になる」「教室を生きのびる政治学」を著した政治学者の岡田憲治さんと、「協力のテクノロジー」を著した松原明さん。岡田さんのPTAなどでの実体験を元に、異なる立場の人々がよりよい集団を形成するための技術として「協力」があることを松原さんが解説した。

 イベントは終了予定時刻を30分以上超えるほど白熱し、参加者はオンラインツールで「当事者性という言葉にハッとした」「トークに夢中でコメントできなかった」などのコメントが見られた。

 同NPO代表理事の新井円さんは「協力のテクノロジーを正しく使うことで、ソーシャルビジネスやNPOに足りないマネタイズやマンパワーを解決できることを広く知らせたいと思い開催した。『協力のテクノロジー』は素晴らしい本だが、内容が濃密すぎて読むのが大変。著者を招き、話を聞く場を設けたいと思い企画した。性格や思いが異なる法人や団体も、互いの違いを違いとして受け入れ協力することで、一人一人は弱くても社会を大きく変えることができる」と話す。

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