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富士川で「想いをつなぐドレス」ショー ユニバーサルデザイン重視

昨年行った「マタニティードレスファッションショー&子育てふれあいイベント」出演者と関係者。(写真提供=想いをつなぐドレス実行委員会)

昨年行った「マタニティードレスファッションショー&子育てふれあいイベント」出演者と関係者。(写真提供=想いをつなぐドレス実行委員会)

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 マタニティードレスファッションショー「想(おも)いをつなぐドレス~人と地域で紡ぐみんなの未来~」が12月21日、はくばく文化ホール(富士川町天神中條)で開催される。

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 イベントでは、地元の和紙、シルク、コットンを使ったマタニティードレス、障害のある人も使いやすいインクルーシブドレス、子どもたちが制作したキッズオリジナルドレスをファッションショーで披露。地域ふれあいイベントを軸に、赤ちゃんから高齢者までが参加できる交流の場を目指す。「ぽかぽかマルシェ」「shinotas」「なーさんのひきだし」「凸凹の会」などが出演し、ユニバーサルデザインを重視する。

 実行委員会では、不要になったウエディングドレスをリメークし、地域の福祉や教育、災害支援に活用する活動を展開。富士川町は甲府盆地南部の農業・織物地域で、シルク生産の歴史が長く、今回のドレス制作に地元素材が活用されることで地域産業の継承にも取り組む。

 ユニバーサルマルシェを主催する「ぽかぽかマルシェ」と、富士川町でプレーパークを開く「にしごおりのプレーパーク」が共催し、でマルシェやキッチンカー、文化体験エリアも設ける。マルシェエリアでは飲食やハンドメードの出店、キッチンカーエリアでは焼きそばやカレー、たこ焼きなどを販売。プレーエリアでは、たき火、木育や自然素材のあそび場を用意する。文化エリアではクラフトやアート、伝統工芸のほか、学生企画など地域の魅力を発信。ユニバーサル対応で刻み食・とろみの食事ブース、おむつ替えスペース、感覚過敏者向けの休憩スペースも備える。

 実行委員長の仁平麻美さんは「準備の段階から、地域の方々や出店する皆さんと顔を合わせながら、『今年もやろう』『また会えたね』と声をかけてもらえることが何よりの励みになった。赤ちゃんからお年寄りまで、一人でも、誰かと一緒に来ても、フラッと立ち寄って少しほっとできるーーそんな時間をこの場所で過ごしてもらえたら。ここでつながるご縁が、また人生の新たな彩りとなるように。特別な一日でありながら、また次回へと続いていく日常の一部のようなイベントになれたら」と思いを込める。

 開催時間は10時~15時。ファッションショー観覧料金は、ランウェーサイド席と動画配信・交流チケット(協力店でのサービス券)付き=2,500円、ライブビューイング席と動画配信・交流チケット付き=1,500円、動画配信と交流チケット付き=1,000円。交流チケットは下部ホテル、窪ノ坊、居酒屋いっかんなど地域店舗で利用できる。マルシェ・体験エリアの入場は無料。

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