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身延竹炭企業組合、地元の竹や松を使った門松届ける

出荷した「門松」が玄関に飾られる様子

出荷した「門松」が玄関に飾られる様子

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 身延竹炭企業組合(身延町角打)が12月28日、正月に玄関を飾る門松の出荷を終えた。出荷は12月26日から行われた。

門松を納品する「竹王子」

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 同組合は1996(平成8)年、「山を守ろう」と地域の有志が集まりボランティア団体(身延町和田地区の高齢者クラブ)として活動を始めた。当初は、山を荒らす竹を炭にして有効利用することから始めた。1997(平成10)年、「身延町竹炭生産組合」を設立。1999(平成11)年7月、「身延竹炭企業組合」に名称を変え特定法人となった。
 主に、竹炭・竹酢液の製造販売、竹炭関連製品の開発・販売、竹製品・竹加工などの受注製造販売を行っている。

 今年出荷した大小さまざまな門松は約250柱で、大きいものは170~180センチもあり、県内企業・地元の商店街・個人宅などに配達し玄関に飾られた。材料
となるわら・松・南天は全て12人の組合員らにより育てられ、わらを編むところから手作りしているのが特徴。

 組合員の工藤翔さん(通称=竹王子)は「配達したのは今回が初めてだった
が、実際に届けることで改めて地元の商店街などから『楽しみにしている』との声を聞き、地域に密着していることを感じた。これからも竹林を整備し、山を守っていきたい」と話す。

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