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甲府駅北口・ストリートピアノ存続へクラウドファンディング

甲府駅北口ペデストリアンデッキでストリートピアノ「甲府STピアノ」を運営する甲府STピアノ実行委員会が、6月6日までクラウドファンディングを実施している。実行委員会は山梨大学の学生5人を中心に2024年6月に発足。音楽を通じてまちと人をつなぐ活動を続けてきた。甲府STピアノは、1966年製アップライトピアノ「FRITZ KUHLA(フリッツ・クーラー)」を寄贈で譲り受け、2024年12月から甲府駅北口ペデストリアンデッキに設置。誰でも自由に演奏できる環境を整え、日常の中に音楽とにぎわいをもたらす場として親しまれている。設置当初は1カ月限定の予定だったが、市民や利用者からの要望を受け、1年ごとの更新を条件に事実上の常設が実現。2024年12月には設置記念イベント「STart Fes」を開催し、2日間で約150人が来場した。ピアノの周囲には、演奏者や来場者が思いを綴る「ピアノート」も設置され、世代や立場を超えた交流が生まれている。一方、ピアノは半屋外という厳しい環境に置かれ、冬の寒さや乾燥による響板のひび割れ、部品の劣化などが進行。調律や修理は2週間に1度の頻度で実施しているが、維持管理費が大きな負担となっている。年間のメンテナンス費は36万円、運営費が15万円、修理費も15万円を見込む。これまでの費用はピアノ脇の募金箱や実行委員会メンバーの自己負担で賄ってきたが、今後も安定して音楽の場を維持するため、クラウドファンディングで40万円の支援を募る。支援金はピアノの調律・修理、イベント企画、広報物制作、機材更新などに充てる。返礼品として、オリジナルステッカーやコースター、クリアファイル、イベント限定映像、演奏リクエスト券、実際に使われていたハンマーヘッドなどを用意する。実施期間は6月6日まで。支援受付はこちらから。

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