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富士山吉田口ルートの閉山、「駆け込み登山」や「軽装登山」への対応が課題

山梨県は9月10日、今シーズンの富士山吉田口登山ルートを閉山した。今夏は、登山道の混雑緩和や弾丸登山の防止を目的に全国初の登山規制を導入した。「新たな入山料の徴収2,000 円(別途保全協力金 1,000 円)」「登山ゲートの設置(3時~16時)」「1日の登山者数制限4千人(山小屋予約者を除く)」を実施した結果、登山者数=昨年比41.3パーセント減少の12万5千287人、内夜間登山者数=昨年比95.1パーセント減少の708人、傷病や歩行困難などの救護相談件数=昨年比 41.3パーセント減少の27 件だったという。地元関係者からは「夜間の登山道が静かになった」、「山小屋の前に不法投棄されるごみが減少した」など、規制の効果を実感する声が届いた。一方、規制間際にゲートを通過し、山小屋に宿泊せず山頂を目指す「駆け込み登山」や、軽装登山といった課題が浮き彫りになった。

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