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アシストエンジニアリング職業訓練校受講生、AI装置の実演発表

アシストエンジニアリング職業訓練校IOT・AIエンジニア科8期生と講師。

アシストエンジニアリング職業訓練校IOT・AIエンジニア科8期生と講師。

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 アシストエンジニアリング 研修センター(甲府市中小河原1)で10月25日、職業訓練受講生がAI装置の実演発表を行った。

アシストエンジニアリング職業訓練校受講生、AI装置の実演発表

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 発表は、ITエンジニアとして、システム開発業務や生成AIを利用した業務効率化できるDX人材を目指す同校IOT・AIエンジニア科8期生の7人が2チームに分かれ、20分間の発表と20分間の質疑応答の時間を設けた。

 卒業生やIT関係企業から8人のゲストも参加し、「未来に向かって頑張ってほしい」「発表を楽しみにしている」などの声援が送られた。

 Aチームが制作した製品は、不正駐車を未然に防ぐための「不正駐車検知AI」。距離センサーでナンバープレートを撮影認識し、登録車かどうか判別、登録していないナンバーの場合は警告を鳴らしてLINEに通知。登録車の場合は何も行わないというもの。制作したAチームメンバーは「未経験で始めた。チームで作ることで、個人的にいいと思い出した答えが別の意見をもらったり、100%だったことが他メンバーの意見で120%になったりした。強い達成感と同時に、課題も見つかった」「AIの開発が非常に苦戦した。学習させてデータを見直して共通点を探していく作業など授業の中でAIの原理から学んだ。AIの気持ちになって考えた」「走り出しは本当に行けるのか、から始まって役割分担しながらまとまりよく責任を持ってできた」「専門家に見てもらうことで意見や質問がでてきて勉強になった。質問を受けて、さらに改善したい点が出てきた」などの感想を述べた。

 Bチームが制作した製品は、介護者と要介護者双方の悩みを解決するための「おしゃべり起床サポート」。介護者がシステムスイッチを入れると要介護者の目覚めを検知。目の開閉を感知しモーターが作動、ベッドが起き上がり、チャットGPTが会話を始めるというもの。制作したBチームメンバーは「仕様が甘かったり、やりたいことがぶつかってうまくいかなかったりして、チーム全体のモチベーションのコントロールが難しかった」「開発する側と使う側の気持ちを考えることが大切と学びを深めることができた」「本当は全員そろってほしかった。他者に聞いてもらうありがたい時間をもらった。今まで経験したことのない刺激を受けた」などと話した。

 卒業生に友人がいて興味を持った人や、パソコンに触れる機会がなかったため必要なAIを知りたかった人、プログラミングに興味があった人などが受講した同プログラムは5カ月間の訓練で、プログラマーとしての基礎知識やシステム開発の技能・技術を習得。IOTプログラミングとしてC言語などの基礎や活用、SQLの理解と応用、Pythonを用い人工知能プログラミングへの導入のための知識などを習得した。

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