
甲斐市立竜王小学校(甲斐市篠原)の児童らが3月4日、地域清掃活動を行った。
甲斐・竜王小の児童、学校周辺で地域清掃活動 プロギングでごみ拾い
SDGsの目標3「全ての人に健康と福祉を」と目標11「住み続けられるまちづくり」の実現を目指す今回の取り組み。プロギングと呼ばれる活動を通じて、児童の健康促進と地域環境の改善を同時に図るもので、アドバンステクノロジー(甲府市丸の内2)が、甲斐ラボや学生団体「トップファン」、アースデイ山梨と連携して行った。
プロギングはスウェーデン発祥の、「ごみ拾い」と「ジョギング」を組み合わせた活動で、心身の健康と地域の美化を両立させる新しいアプローチとして注目されている。当日は同校5・6年生児童約115人が参加し、竜王駅から学校周辺までのごみ拾いと清掃を行ったほか、竜王駅の花壇に約300株の花を植えた。参加した6年女児は「竜王駅はたくさんの人が利用する場所だけど、意外ときれいだった」と話していた。
竜王駅を管理する甲斐市建設管理係の遠藤隼人さんは「竜王駅が美化されて、利用者が気持ちよく使えるのでうれしい。取り組みを通じて交流してくれる人が増えれば」と話す。
同校6学年担任の望月玲緒教諭は「SDGsの学習の中で児童たちが放課後、自ら自分たちの学区のごみ拾いを始めた。最初は小さなところから始まったが、活動が広がり、子どもたちにとっても達成感を得られたのでは。今日まで続けてきて良かった」と話す。