甲府経済新聞は12月7日、能成寺(甲府市東光寺町)を拠点に活動する「寺子屋プロジェクト」とコラボレーションし、子ども記者体験イベントを開催しました。この特別企画は、子どもたちの創造性と表現力を育むという両者の理念が合致し実現しました。
「寺子屋プロジェクト」は、子どもたちが「面白い大人」と出会い、協働して創作活動を行う場として知られています。一方、甲府経済新聞の子ども記者体験は、子どもたちが実際に取材や記事作成を通じて、情報収集力やコミュニケーション能力を養う機会を提供しています。
当日は、保育園年少から小学6年生までの22人の子どもたちが、地元の商店や施設を取材し、甲府城東・愛宕エリアの魅力を探りました。
子どもたちが取材した内容と、その成果をご紹介します。
▽どうして、このしごとをはじめたんですか。
ひいおじいちゃんがはじめいたから
▽お店はいつからやっているんですか。
100年いじょう前からやっている。
▽このしごとをはじめてこまっていることはありますか。
今はお米がなくてこまっている。
こんかいこまいこめてんをしゅざいしてわたしは、100年いじょう前からお店をやっていて、おどろきました。また、お店には、ふだん家にないお米があって「お米はこんなにしゅるいがあるんだ」と思いました。
子ども記者:2年 長田京花
▽オススメのお米はありますか?人気なのは、こしひかりだけど自分のオススメは、やつのよいんです。
▽1日に何人くらいおきゃくさんが来ますか。
20人~30人くらいです。
▽お店はいつからやっていますか。
ひいおじいさんのときからずっとやっていて、100年くらいやっています。
▽お米は、しゅるいごとに分けていますか。
もっちり、あっさり、やわらか、かたいで分けています。
▽お米いがいには、なにかうっていますか。
まめや、もちをうっています。もちは朝ついていて、さいしょの方にきてくれたおきゃくさんに、お米といっしょにわたしています。
かんそう:お米店さんをしるきかいが少なかったので、こんかいしれてよかったです。
子ども記者:3年 広瀬陽葵
一番人気のしょう品は、ほとんど同じくらい売れてるが、一番はコシヒカリだそう。こまい米店は100年いじょう前からやっていて、ひいおじいちゃんのころからやっているそう。いろいろなしゅるいの米を、これがいい、とていあんできることにやりがいがある。「こまい米店」は「こまい」というみょうじだから「こまい米店」になったそう。だから店主のこまいさんはおきゃくさんはいつも20~30人くらいだから、おきゃくさんがたくさんくるといいと思う。「これからお店をついでいきたい」と言っていた。がんっばってほしい。こまい米店の店主のこまいさんの一番オススメは「やつのよいん」だからぜひ買ってほしい。
子ども記者:3年 長田一花
こまいこめてんさんには「かかし」がありました。
おもちもありました。
おこめが11こくらいありました。あったと思った。
おきゃくさんがぎょうれつだと思いました。
子ども記者:4才 はしづめなお
▽ATAGOENにどういうおきゃくさんがきてほしいですか。
かんこうきゃくや、犬づれの人、じもとの人などに、きてほしいそうです。カフェ「オーブンバード」から、ぶどうのうえんが、みえます。ちゅうしゃじょうから、こうふぼんちや、ふじさんがみえます。
オープンの日は、2024年12月25日です。えいぎょうじかんは、10:00~18:00までです。木曜日が、やすみの日だそうです。
ATAGOENは、三つのおみせが、はいっています。アイスやさん、あたごしょうてん、オーブンバードです。ぶどうのうえんのあとの、おみせで、ぶどうのうえんものこっています。みおろしもいいので、ぜひ、きてみてください。
いってみてください!!
子ども記者:2年 藤田珠子
▽どういうカフェ屋にしたいですか。
カフェの名前は、オーブンバード 店長=ひかわえりこさんです。
毎日食べたくなるような、やさしくておいしい、おかしを、てえきょうしたいそうです。オープンの日は、12/25だそうです。どゆうカフェ屋にしたいかわかってよかったです。
子ども記者:3年 原空
▽このあとやってみたいことはなんですか。
オープンするカフェの名前は、オーブンバードです。やりたいことは、のうぎょうたいけんをしたり、ウッドデッキを作ってBBQをしたいそうです。
いろいろできて、たのしいカフェになりそうでよかったと思います。オープンする日は、12月25日で時間は10時~18時までです。木ようびは、お休みです。できたらいってみてください。!!
子ども記者:2年 石川ことは
▽ATAGOENの魅力は「甲府だけど山の方にあるので甲府盆地が見えてながめがいいことです」わかなさんが話していました。▽ATAGOENを始めたきっかけは、ここに来た時にこの場所が気に入り、「ここでなにかやりたい!」と思い、始めたそうです。
*今後はぶどうの農業体験やバーベキューなどをしていきたいと話していました。外見も内見もおしゃれでとてもすてきなカフェでした。オープン予定は12月25日のクリスマスの日です!
※営業時間:10:00~18:00 オープンしたらぜひ行ってみたいです。お話を聞かせてくれたのは、店長の、「かさい わかな」さんでした。
金手駅の近くにあります!
木曜はお休みです。
子ども記者:5年 伊藤來葵
甲府市立図書館を取材しました。甲府市立 図書館の館長さんの青木さんがおしえてくれました。
1日で、だいたい800人ぐらい人がかりたり、かえしたり、べんきょうしたり、よむ人がいるようです。甲府市立図書館の広さは、5143へいべいで、たたみでかんがえると、3117まいです。青木さんはみなさんにたくさんつかってほしいので、たくさんのイベントをかいさいしているようです。
上からみると、車のかたちになっているときいたら、びっくりしました。
ぜんぶで、40万さつあり、こどもの本 が、11万2000さつ以上あるといって、 いました。
子ども記者:2年 平賀優和
令和6年12月7日に甲府市立図書館に取材をしに行きました。質問に答えてくれたのは館長の青木さんです。青木さんによると、この図書館の広さはたたみ3117まい分で、上から見ると車の形になっているそうです。なぜ車の形かというと図書館車のイメージだそうです。館内には、全部で40万冊の本があるそうです。中でも小せつが多いそうです。理由は小せつを読む人が多いからだそうです。図書館が開いている時間は平日は午前10時から午後7時、土日や祝日は午前10時から5時です。ぜひ行ってみてください。また、甲府市立図書館では多くの人に利用してもらうためにいろいろなイベントを開さいしています。青木さんは、「もっと多くの人に利用してほしい。」と話していました。
子ども記者:5年 平賀愛菜
市立図書館の館長青木さんにどうしてここで働こうと思ったのかを聞いてみました。青木さんは「この図書館で働く人は司書さんやそうじの人までたくさんの人が働いているだからこそ色々な人に本のみりょくや楽しさを伝えたい」とおっしゃった。私は、青木さんが本当にここで働きたくて本が好きだということが言葉や表情から感じ取ることができた。
他にも図書館の中には勉強スペースがあり席1つで数えると44席もあった。パソコン作業をしている人や本を読んでいたりしている人がいた。
このように市立図書館には色々なみりょくやこの場所でしか感じることのできない雰囲気がある。だからこそ甲府市立図書館は子どもから大人まであいされているのだろう。
子ども記者:6年 河野真秀
甲府市立図書館の館長さんに取材をしました。私は青木さんに甲府市立図書館のみ力を聞きました。青木さんは周りにしばふがありてんじょうが高いので、本が読みやすいとおっしゃっていました。その他にも小説を読む人が多いので小説を多く置いているとおっしゃっていました。私が館内を歩いてみると、本を読む場所以外にも資料を読む所や、学習室もありました。このことから私は本が読みやすく、本を読む以外にも色々なことがリラックスできる図書館だと分かりました。
子ども記者:5年 女子
どうしてこの図書館を開いたのか?
98年間やっている。
みなさんにいろんな本を見てほしい。
子ども記者:4年 坂本美優
Cycleは、2024年3月15日に開店した。Cycleという名前は、もともと自転車屋さんだったというのと、店がやっているしゅう理やじゅんかんという意味がある。店では、あき屋をかいたいするときにでる器具を売っている。なぜ店を始めたかというと、もともと家の工事をやっていて、古い材料が捨てられているのを見てもったいないなと思い、ものをむだにしない、かんきょうにやさしい店を開いた。また、店においてあるものは、もともとだれかが大事にしていたものだから、それを買ったお客さんにも大事にしてほしいと店長さんは話していた。自分は、このような行動をすることがとてもいいことだと思った。今は、ゴミを少なくする活動もしているから、このようなことをする人たちがふえたらいいなと思った。
子ども記者:4年 平賀誠惇
ぼくは、どれぐらいのどれぐらいのときのものをうっているかききました。そうしたら、しょうわやとてもふるふるいものだとえどじだいぐらいのものをうっているらしいです。なかには、ふじさんのえをかいたひらべったいさらとかいろいろありました。中には、しょうがくせいぐらいのときにつかうたけのものさしもうっていました。こどものために、むりょうでおはじきをもらえます。めずらしいかたちのおはじきもあります。おすすめは、クマのかたちのきぼりやむかしのくろやあかのでんわきです。ぜひいってみてください。
子ども記者:2年 つか本きっぺい
私は、「なぜはじめようと思ったのですか?」と質問しました。
店長さんはもともと、リノベーションの仕事をしていて、古い材料をすてる時に、もったいと思ったのをきっかけに「はんばいしよう!」と思って、今年の3月15日、開店したそうです。
とても古い物が売っており、もっとも古い物は、昭和、江戸のものも!!
お店を見てまわっていると、くろでんわ、アラレちゃんのイスなど、古いレトロな物がたくさんありました。今には、ないもの、みれない物がたくさんあってワクワクしました!
お店のふんいきはとてもおちつきました。オレンジ色のしょうめいにつつまれながら、お店をまわるのが、楽しかったです。
お店の「Cycle」という名前の由来は、じゅんかん、しゅうきという意味があるといっていました。
もう1つ理由があって、昔、今「Cycle」の所は、自動自転車屋だったから「Cycle」という名前になったそうです。
お会計の上の所には、モアナに出てきそうな、船のオールの所に「Cycle」とかいて、かざってありました。とてもおしゃれでした。花もかざってあってオシャレでした。ぜひ行ってみて下さい!
子ども記者:6年 西野心彩
私はどうして「Cycle」という名前にしたのかを質問しました。店長さんは「Cycle」という名前にはじゅんかん、しゅうきという意味があり、もともとリノベーションの仕事をしていた店長さんはあき家などを解体した時に出てくる捨てられてしまう物をきれいにして販売することで物が「じゅんかん」してまた使われるということから「Cycle」という名前にしたそうです。お店の中には江戸時代のものや昭和の物などはば広いジャンルの物が売られていました。花やギター、こけし、昔のハブラシなど和風のものも洋風のものもありとても見ていておもしろかったです。少し奥に行くとキッズスペースがあり、そこでよくイベントをしているそうです。とてもおしゃれでいるだけで幸せな気分になるのでぜひ行ってみて下さい。
子ども記者:5年 薬袋絢子
▽なぜお店を始めたのか!?
店長のりょうすけさんはカレーを昔から大好きで、食べ歩きをしていたそうだ。りょうすけさんはお店のカレーを食べると元気がわいてきたのでそういうカレーを自分で作り、色々な人に食べてもらいたく、このお店を始めたそうだ。
作るときに使ったスパイスは、約20~30種類で、代表的なスパイスはくろおぶという黒いものと、かるだもんという緑色の女王といわれたものと、くみんという茶色のものと、しなもんを使い最高のカレーを作っているのだ。
子ども記者:6年 平澤琉輝
▽「LiVSPICE」という名前にした理由
ぼくたち記者は、「LiV SPICE」というカレー屋さんにいった。そして、ぼくは、「なぜLiV SPiCEという名前にしたのですか???????????」そして、店主からある言葉が放たれた。。。。「LiV=Life(いのち)、Smile(えがお)」といういみがあったそうだ。そして、このカレー屋さんでは、マークとステッカーがあるのでかいてみました。マークのモデルは富士山だそうだ。
子ども記者:4年 古屋けいと
▽店長おすすめメニュー
店長のりょうすけさんのおすすめメニューは、3種盛りカレーで、1つのお皿に3種類のカレーがのっているそうです。定休日は月、火曜日です。
お店に行くとリブスパイスのステッカーをはん売しています。ぜひ行ってみてください。
ステッカー リブスパイス 画像はイメージです。
子ども記者:4年 河野そうま
▽カレーを食べて良い効果はあるか
私は、「LIVSPICE」という店に行き、店長の望月さんにお話を伺いました。私は「カレーを食べて良い効果はあるか」と、質問しました。そしたら、「体が温まり、汗もかくし、風邪もひかないし、太らなく、元気が出る」と言っていました。私はこの話を聞いて冬に食べると心も体も温まり良いと思いました。また、営業時間は月、火が定休日で水、木、金は午前11時30~2時半、午後6時~9時です。ぜひ、みなさんも「LIV SPICE」に行ってみてください。
子ども記者:5年 越水さほ
▽仕事をしていてうれしかったこと
お客さんに、カレーを食べてもらって、おいしいといって、えがおでかえってくれるときだそうです。
お店に入らなくても、いいにおいがしました。
おすすめは、3種もりカレーです。
スパイスは、20~30こあります。
ぜひ食べてみてください。
子ども記者:3年 河野音羽
今回のコラボレーションでは、参加者が子ども記者として、地域の魅力や「面白い大人」たちの活動を取材しました。この体験を通じて、子どもたちは自分たちの視点で地域の魅力を再発見し、それを自分の言葉で表現する貴重な機会を得ました。
◎協力いただいた商店、施設の皆さんに感謝いたします。
清水屋 駒井米店は、甲府市の琢美地区にある創業100年以上の歴史を持つ老舗米店です。地元産のお米を中心に各地の厳選した高品質な米を提供しています。店内では、精米機による精米サービスも行っており、新鮮でおいしいお米を購入できます。季節限定の商品や米に関する知識を活かした料理提案など、地域に密着したサービスが特徴です。
https://www.instagram.com/comai.rice/
ATAGOENは、12月20日(金)にプレオープン、25日(水)にグランドオープンするカフェ&ショップで、地元の魅力を発信しながら地域住民や訪問者が交流できる場を提供していきます。元観光ぶどう園「愛宕園」のぶどう畑の目の前に、紅茶と焼き菓子の「OvenBird BAKE&TEA」、地域素材を使ったジェラート店「あいす」のほか、アップサイクルやサーキュラーエコノミーをテーマに物販も行います。
http://www.instagram.com/atagoen/
甲府市立図書館は、1996(平成8)年10月に新築移転・開館した公共図書館です。一般書や児童書、学習参考書、郷土資料を含む幅広い蔵書をそろえています。明るく快適な館内は、読書や学習に最適な環境を提供し、個人利用やグループ学習に対応するスペースも完備されています。また、講演会や読み聞かせイベント、ワークショップなども定期開催されています。
https://libnet.city.kofu.yamanashi.jp/lib/
古材・古道具のお店 「Cycle」は、2024年3月にJR金手駅近くにオープン。家屋の解体時に出る廃材や古道具を廃棄せず、清掃や修理を施して再生・販売しています。店内には、食器や家具、カメラ、裁縫箱など多彩な商品が揃い、訪れる人々に新たな価値を提供しています。
https://www.instagram.com/cycle_kofu/
LIV SPICE(リブスパイス)は、JR金手駅から徒歩3分の距離にあるスパイスカレー専門店。店内はカフェのような落ち着いた雰囲気で、日替わりカレー、チキンキーマ、ベジタブルカレーの3種類を1種盛りから3種盛りまで楽しめます。スパイスソーダやアイスマサラチャイも好評。
https://www.instagram.com/livspice_ymns/
今回の「子ども記者が行く!甲府城東・愛宕エリアの魅力発見」特集を編集しながら、私自身が新たな発見の連続に驚きました。子どもたちの純粋な視点と率直な質問が、地域の隠れた魅力を引き出し、新鮮な切り口で伝えてくれました。
子どもたちの記事を読み進めるうちに、「へー、そうなんだ」と思わず声に出してしまう場面が何度もありました。どれも素直な疑問から始まり、地域の人々の温かな回答によって生まれた物語でした。
この企画を通じて、子どもたちの力で甲府城東・愛宕エリアの新しい魅力を発信できたのではないかなと思っています。彼らの目を通して見た地域の姿は、私たち大人が普段見落としがちな宝物の数々を浮き彫りにしてくれました。
今後は、甲府市の他の地域でも同様の企画を展開できればと考えています。子どもたちの視点を通じて、山梨の魅力を再発見し、新たな地域の物語を紡いでいく。そんな可能性に、わくわくしています。
最後に、この企画に協力してくださった寺子屋プロジェクト「テラコの基地」の皆様、取材を快く受け入れてくださった地域の皆さま、そして何より、素晴らしいレポートを届けてくれた子ども記者の皆さんに心からの感謝を申し上げます。皆さんの活躍を応援しています。
甲府経済新聞 編集部
河西和奈