
山梨中央銀行は今秋、旧甲府駅前支店跡地(甲府市丸の内2)にヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ(北口2)などとの協業により新店舗を開設する。
地域密着型スポーツクラブとの連携により、「金融×スポーツ×デジタル」をテーマに、「地域の新しい未来を共に育む、誰もが立ち寄れる新たなコミュニティースペース」を目指す。1階はキャッシュレス対応の銀行窓口とヴァンフォーレ甲府のショップ・カフェバー、2階は多目的スペースとなる。
ヴァンフォーレ甲府のオフィシャルグッズショップとカフェバーは、日中はカフェ、夜はスポーツバーとして運営。2階にはイベントスペースを設け、クラブ主催のイベントや健康教室、銀行主催の金融セミナーなども開催し、地域内の新たなコミュニティーの創出を目指す。
ヴァンフォーレ甲府は、クラブ創立60周年記念事業の一環として、2014(平成26)年12月23日から営業していた公式グッズショップ「まちなかヴァンフォーレプラザ」(中央1)を、「接点の場-集いの場-チャレンジの場」をコンセプトとして同所に移転リニューアルする。
同行が掲げるライフプランサポート「with マインド」を体現する新店舗では、AIアバターや遠隔相談端末を導入し、最新のデジタル技術を体験できるようにする。
アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)との協業では、学びや遊び、体験に関する施策を展開するほか、インテック(富山県富山市)と連携して等身大ホログラムを3D映像で表現する「Luma」を国内金融機関として初めて導入。ホログラムは、本人が目の前にいるかのような臨場感を体験できるAI搭載ホログラフィック通信プラットフォームで、新しいユーザー体験の実現に向けた実証実験も
行う。
同行営業統括部営業戦略室の担当者は「当行として、他業種とのコラボレーションによる施設運営は初めて。地域活性化に積極的なヴァンフォーレなどと連携し、山梨県全体に活力を広げていきたい」と話す。
新店舗は甲府駅から徒歩4分の平和通り沿いに位置する。オープン日などの詳細は追って発表する。