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韮崎の訪問看護事業所、開設半年を機に受け入れ体制強化

現在は5人の看護師で北杜市・韮崎市・甲斐市の全域をカバーしている。写真は、所長の齊藤啓貴さん。(写真提供=訪問看護ステーションひまわり)

現在は5人の看護師で北杜市・韮崎市・甲斐市の全域をカバーしている。写真は、所長の齊藤啓貴さん。(写真提供=訪問看護ステーションひまわり)

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 韮崎の訪問看護事業所「訪問看護ステーションひまわり」(韮崎市穂坂町)が、開設後半年となる10月1日、連携先の「韮崎東ケ丘病院」以外の医療機関からの受け入れを始めた。

韮崎の訪問看護事業所、開設半年を機に受け入れ体制強化

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 患者が住み慣れた地域で暮らすための「地域包括ケアシステム」の構築に向けた取り組みの一環として、韮崎東ケ丘病院内に開設した訪問看護ステーションひまわり。病院や自治体と連携を図り、訪問看護師が退院後の生活支援や社会復帰支援を行う。事業所名の「ひまわり」は、「北杜市明野サンフラワーフェス」で知られる北杜市明野の利用者からの要望が由来。現在は約40人が利用する。

 齊藤啓貴所長は「精神科の病院は人口が多い場所に偏っていて、過疎地までカバーできていないのが山梨県の現状。実際に需要の高い峡北・甲斐エリアで訪問看護を行っていると、医療の手が必要なケースがあまりにも多く、危機感を覚えている。とは言え、利益を考えるとどうしても採算が合わないため、民間が単独でカバーしていくのはあまり現実的ではないかもしれない。だからこそ、行政や病院との連携を図る私たちの取り組みがロールモデルとなり、県内各地で同様の動きを広げていけたらうれしい」と話す。

 運営時間は8時45分~17時15分。相談は電話で受け付ける。

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