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甲府4Uで公開会議 山梨初の市民財団づくりへ向け寄付募集開始 

甲斐の国コミュニティ基金設立準備会「第1回山梨コミュニティ財団オープンミーティング」の様子。

甲斐の国コミュニティ基金設立準備会「第1回山梨コミュニティ財団オープンミーティング」の様子。

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 甲斐の国コミュニティ基金設立準備会が10月27日、「第1回山梨コミュニティ財団オープンミーティング」を「4U(フォー・ユー)」(甲府市丸の内2)で開催した。

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 山梨県内における主導型市民の財団設立を目指して活動している同団体。主な活動は、県内外の先行事例調査、地域住民やNPO、企業、行政との意見交換やネットワークづくり、定期的なオープンミーティングやキャラバンの開催。 2024年の設立準備開始以降、複数回の対話イベントを通して設立に向けた具体的な方針と事業スケジュールを整理し、今後1年以内の財団正式設立と助成事業開始を計画する。

 今回は、これまでの活動報告、全国事例の説明、「山梨の未来を支える財団の役割」について参加者同士が意見交換を行うワークショップを中心に行った。当日は、NPOや企業、行政などから45人が参加。参加者からは「興味関心を集められるよう面白くしよう」「大人たちが頑張っている背中を見せてほしい」「課題を発見する場がもっとあったらいい」「ネットワークが必要」「中間支援組織の人材育成も大切」「一人一人が自分事で考えられる組織、社会であることが大事」など具体的な意見が出た。

 最後に準備会発起人の宇佐美淳さんは「人もお金も少しずつ地域の外へ流れている。だからこそ、ここに残る思いを力に変えたい。お金も声も思いも集めて『やまなしらしい未来』をつくっていく。そのために私たちは財団を立ち上げる。やまなしの未来を、みんなでつくる財団に。皆さんと挑戦していきたい」と呼びかけた。

  財団設立のための寄付の受け付けは11月1日から、申し込みフォームで受付ける。

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