JR身延線金手(かねんて)駅から甲府駅にかけてのエリアで3月14日・15日の2日間、障害者支援などを手がける「KEIPE(ケイプ)」(甲府市丸の内1)の学生インターンが、体験型まち歩きイベント「金手さんぽ」を開催する。同社が経営する古材と古道具の店「Cycle(サイクル)」(城東1)の2周年に合わせ、12店舗の協力を得て企画した。
2024年3月15日にオープンし、古い素材に新しい循環を与える店として地域資源の有効活用を進める同店。学生インターンは昨年から同社で半年間の長期プロジェクトに参加。山梨大学と山梨学院大学の学生7人が業務改善、Cycle運営、広報の3分野で活動する。
当日は参加店に、「次に訪れる場所」が記されたくじ箱を設置。くじを引きで指定された店へ向かう形式で、スタート店舗とルートを自由に選び、偶然の巡り合わせを楽しむ仕組み。
コンセプトは「一日をクラフトする」。ここでいう「クラフト」は、ものづくりだけを指す言葉ではなく、「くじを引いて次に行く場所を決める」「気になった路地にフラリと入る」。決められた正解ルートをたどるのではなく、その時の気分や偶然の出会いを受け入れながら自分だけの一日を組み立てていくプロセス自体を「クラフト(創造)」と捉え、「特別な日常を提案する」という。
参加店は同店と、TANE(カフェ)、五味醤油(しょうゆ)(味噌=みそ)、ATAGOEN(カフェ、物販)、my present.(ナッツ)、Chupa(古着)、焼肉ホルモンみん家(飲食)、BOOKS PANSEE(古本・エッグタルト)、橘屋(和菓子)、horn(カフェと宿)、Yauch(古着・雑貨)、MARLU SOUPとDERI(飲食)を合わせた12店舗。
併せて、ミニマルシェとワークショップを開くほか、2周年記念オリジナルプロダクトを販売する。参加型アートで巨大な金手マップに来場者が歩いたルートや景色を書き込み、2日間の街の記録も残す予定。
企画した山梨大学3年の長谷川実咲さんは「Cycleでインターンを始めて半年。インターン生として関わる最後のイベント、Cycle2周年を盛り上げるイベントということで気合が入っている。今回の企画は、地域の魅力と共にあたたかさも実感していただける機会。偶然の出会いを楽しみながら、ぜひ自由に街を巡ってもらえれば」と話す。
渡辺一博店長さんは「Cycleがオープンして2年。この街の古い建物や、そこにある営みに何度も助けられてきた。単にうちの店に来てもらうだけでなく、『金手という街そのもの』を楽しんでもらいたい。効率やタイムパフォーマンスが重視される今だからこそ、あえて『くじ』を引いて、予想外の場所へ行ってみる。そんな『余白』を楽しむ体験を通して、自分だけの一日の過ごし方をクラフトしてもらえれば」と参加を呼びかける。
開催時間は12時~18時。(各店舗営業時間に準ずる)。参加無料(飲食・物販・ワークショップWSは別途実費)。