山梨県内や首都圏の学生向けの「ミライトやまなし将来発見バスツアー」が3月25日、始まった。主催は県央ネットやまなし(やまなし県央連携中枢都市圏)移住・定住分科会。
「ミライトやまなし将来発見バスツアー」に学生189人参加 9市1町連携
山梨の住みやすさや働きやすさを就職前の学生に肌で感じてもらうことを目的に9市1町が連携して実施する。
ツアーは、高校・大学・大学院・短大・専門学生を対象に新宿駅西口・甲府駅を出発。山梨県内で先進的な取り組みをする企業などを見学しながら、山梨での生活や仕事、県内のホテルや観光地での食を体験する。バスには元山梨県の局アナのアンバサダー4人が1台に1人同乗し、参加者に山梨の魅力を伝える。
25日は、信玄食品(甲州市)を視察後フルーツパーク富士屋ホテル(山梨市)で昼食、ルミエールワイナリー(笛吹市)、ラッキーアンドカンパニー(甲府市)の順に回った。26日は、アルソア(北杜市)、萌木の村ROCK(北杜市)で昼食、サラダボウル(中央市)、ササキ(韮崎市)、コイケ(昭和町)、27日はヒカレヤマナシ(南アルプス市)、古名屋ホテル(甲府市)で昼食、内藤製作所(甲斐市)を視察後、山梨文化会館(甲府市北口2)で県内企業との交流イベントを予定している。
新宿出発が38人、甲府出発が151人、3日間で延べ189人の申し込みがあったという。
25日に参加した県内高校3年女子は「地元企業を深く知ることができて良かった。ランチがおいしかった。また参加したい」と話していた。
甲府市自治体連携課の武田英明課長は「大学進学を機に地元を離れた学生が卒業後の就職時に地元に戻って来ないのが課題。地元に戻って企業に就職してもらうには企業を知ってもらうことが重要。この取り組みで知ってもらい、卒業後は地元に戻って就職してほしい。今回の参加者にアンケートを実施し、訪問したい企業や実施するタイミングを検討し、来年度も同様に開催する」と話す。
ツアーは今月27日まで行う。