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県内4市村を巡る「山梨ワーケーションツアー」 首都圏企業経営者を対象に

アメリカヤ(韮崎市中央町1)屋上での参加者集合写真(写真提供=パソナJOBHUB)

アメリカヤ(韮崎市中央町1)屋上での参加者集合写真(写真提供=パソナJOBHUB)

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 山梨県が2月28日~3月1日の3日間、首都圏企業経営者を対象に県内4市村を巡る「山梨ワーケーションツアー」を実施した。

県内4市村を巡る「山梨ワーケーションツアー」 首都圏企業経営者を対象に

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 県が取り組む山梨県二拠点居住企業誘致マッチング事業の一環で、企業移転・拠点開設・サテライト開設などのサポートを行い、交流人口を増やすことで県内の新規事業の創出や地域活性化を目指す。

 県は2021年4月、県内でのサテライトオフィス開設設置やテレワークを検討している企業などの窓口として「山梨県二拠点居住推進センター」を東京都千代田区に開設した。

 同ツアーは2021年に始め今回で11回目。今回は8社8人の経営者が参加した。過去の参加企業で実際に移転している企業もあるという。企画・運営はパソナJOBHUB(東京都港区)。

 ツアーは2泊3日のプログラムで、1日目は到着後のオリエンテーション後にヴィジョナリーパワー(甲府市)、アトリエいろは(=アメリカヤ)(韮崎市)、2日目は勝沼ぶどうの丘、塩山製作所、MGVs(マグヴィス)ワイナリー(甲州市)、3日目はFarYeastBrewing(ファーイーストブルーイング)、廣瀬屋旅館(小菅村)の計4社3施設の訪問とリモートワーク、振り返りのワークショップなどを行った。

 参加したライター業の加藤さんは「想像以上に面白かった。地方創生というと、サプライチェーンの末端とかニアショアみたいな発想や、まちづくりプロジェクトのような事例が多かったが、人の志や熱を起点にそれが自在に伝播することでまちづくりにつながっていくような現象を目の当たりにできた。多様な魅力を持つ山梨は、これからが面白いのでは」と期待を込める。

 山梨県人口減少危機対策企画グループの五味敬子さんは「ワーケーションツアーは本年度で最後になるが、引き続き二拠点居住センターで企業の相談対応、情報提供は続けていく。当ツアーをきっかけに山梨の魅力を知ってもらい、山梨に拠点を移してほしい。参加者同士のミュニティーも大切にしたい」と話す。

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