農事組合法人「甲州地どり市場」(甲府市伊勢2)が9月18日、山梨県のブランド地鶏「甲州地どり」を缶詰にした商品「LAND TUNA(ランドツナ)」を発売する。
甲州地どりとは、「山梨県産シャモ」の雄と「白ロック」の雌との交配により生まれたブランド地鶏。120日間放し飼いで育てられるため、「肉の締まりが良く、うまみが凝縮している」のが特徴だという。グルメ漫画「美味(おい)しんぼ」でも紹介されたことで、一気に知名度が高まった。
今回発売するランドツナは、甲州地どりの胸肉を蒸して塊のまま缶詰にした商品。「シーチキン(海の鶏)」に対し、「ランドツナ(陸のまぐろ)」と名付けた。水や油は使わず、味付けは海水塩の粗塩のみで行う。サラダチキンのように、そのまま食べても、細かく裂いてマヨネーズであえ「ランドツナマヨ」にして、おにぎり・サンドイッチの具材、サラダのトッピングなどに使えるほか、パスタや炊き込みご飯、ピラフにも合うという。
元富士吉田市内のフレンチレストランのオーナーシェフ・志村信さんと料理研究家の守屋若菜さんが監修した。
甲州地どり市場代表の加藤健さんは「鶏肉は冷蔵での流通が主流だったので、常温で流通できる商品を試行錯誤しながら開発した。あまり手を加えずに、『甲州地どり』本来の味を味わってもらえれば」と話す。
内容量は95グラムで、価格は1,100円。甲州地どり市場と富士の国やまなし特産品モールで扱う。