「マタニティードレスファッションショー&子育てふれあいイベント」が11月4日、はくばく文化ホール(富士川町)で開催される。主催は、想いをつなぐドレス実行委員会。
富士川町で「マタニティードレスファッションショー&子育てふれあいイベント」
同プロジェクト発起人で「atelier idm(アトリエ イドム)」(南アルプス市鏡中条)代表の仁平麻美さんは2019年、山梨県に移住しマタニティードレスを通じた母親支援に取り組む、マタニティードレスブランド「shinotas」を立ち上げた。神奈川県出身で、服飾の道を目指して文化服装学院で学んだ後、大阪のプレタポルテ工場に勤務し、その後、フリーの衣装製作者として活動していた。山梨への移住と結婚、妊娠・出産を経て、母親としての経験から子育てを支える社会づくりの必要性を強く感じるようになったという。
「マタニティードレスが妊婦やその家族の支えになれば」という思いを抱き、妊婦の心を支えるだけでなく、地域全体で子育てを見守る環境づくりを目指し、今回のプロジェクトを通じて、大人も子どもも楽しめる地域イベントを実現し、参加者が子育ての楽しさを再発見できる場を提供するという。
当日は、子育て中の家族や地域の人々が集い、妊娠や出産、子育ての喜びを共有できる場の提供を目指し、地域企業と連携して制作するマタニティードレスのファッションショーを開く。併せて、産前・産後情報などを提供する地域情報エリア、マルシェエリア、癒やしブースなど約40ブースが出店を予定。子どもたちが楽しめるワークショップも行うほか、キッチンカーも出店する。
仁平さんは「イベントを通して一人でも多くの人が少しずつでも関わり合いながらが楽しく子育てできる社会になれるのが理想。親族も知り合いもいない中、移住してきて、山梨の良さや人々の温かさにすごく助けられた私が今度は、微力ながらこれからの人たちの支えの一つになりたい。未来を明るくするため、一緒にこのイベントから歩んでいきたい」と話す。
開催時間は11時~15時。入場無料。現在、クラウドファンディングで支援も呼びかけている。目標金額は80万円。資金はイベントの運営費のほか、ドレス制作、地域とのコラボレーション企画に活用する予定。9月30日まで。