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石川佳純さん、小中学生と卓球通して交流 笛吹市制施行20周年で

参加者に指導をする卓球女子・五輪メダリストの石川佳純さん。

参加者に指導をする卓球女子・五輪メダリストの石川佳純さん。

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 「石川佳純47都道府県サンクスツアー in山梨・笛吹市」が10月6日、「いちのみや桃の里スポーツ公園」(笛吹市一宮町末木)で開催された。

 「石川佳純47都道府県サンクスツアー in山梨・笛吹市」

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 同ツアーは、これまでに卓球女子・五輪メダリストの石川さんが卓球を通じて経験した卓球の魅力、スポーツの楽しさを、全国各地で直接の交流を通じて、思いを伝えることを目的として企画したもの。2022年4月に福島県喜多方市でスタートした。今回は31回目。笛吹市市制施行20周年を記念して公益財団法人「ふえふき文化・スポーツ振興財団」が誘致した。

 笛吹市内のスポーツ少年団の小中高卓球部の児童・生徒約70人が参加し、一般応募者が観覧した。

 開会で山下政樹笛吹市長があいさつした後、石川さんがデモンストレーションを行い、参加者が練習する卓球台を回って指導した。観客との「1球勝負」や「参加者と試合をする」コーナーでは、参加者が石川さんから点数を取ると会場が湧く場面も見られた。実演の最後には参加者全員とラリーを行う「絆ラリー」を行った。実演後、石川さんは「皆さんと楽しく卓球ができてうれしかった」と話した。

 実演後のトークショーで、参加者から「自分より強い敵に当たった時にどうすれば緊張しないか」という質問に対し、石川さんは「何度も負けている相手だと今日も勝てないのではと思うこともある。コートに立ったら強いほう方が勝つのではなく、勝った方が勝ち。『自分はできるんだ、いつもより強いんだ』と自分を信じることができるといい」と回答した。「卓球人生での転機はあったか」という質問には、「オリンピックを目指した時は、それまで頑張ってきた頑張りの2倍5倍10倍頑張った。その時に今までは、まだまだだったなと思った」、「初めてオリンピックに出た時はどんな気持ちだったか」という質問には、「これがオリンピックか。これだけ頑張らないと出られないオリンピックは、これだけ素晴らしいものだった。コートが輝いて見え、すごいなと思った。人生で一番緊張した」などと回答した。質問に選ばれた2人は、石川さんが東京オリンピックで獲得したメダルを首にかけ記念写真を撮る場面もあった。

 閉会後には記念撮影を行い、参加者に石川さんがサインをした修了証が進呈された。

 同財団事務局の羽中田弘已さんは「盛大に開催できて良かった。この中からオリンピックや世界大会で活躍する選手が出てくることを期待する。今回教わった技術、知識を生かしてもらい、今後の笛吹市のスポーツ発展につながれば」と期待を込める。

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