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甲府に「やまなしパラスポーツセンター」 共生社会のシンボル目指す

「山梨県立やまなしパラスポーツセンター」オープニングイベント集合写真。(写真提供=山梨県)

「山梨県立やまなしパラスポーツセンター」オープニングイベント集合写真。(写真提供=山梨県)

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 甲府市川田町に新設された「山梨県立やまなしパラスポーツセンター」が3月1日にオープンした。

「やまなしパラスポーツセンター」エキシビション車いすバスケットボール

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 指定管理者は、J2ヴァンフォーレ甲府を運営する「ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ」。外部の有識者を含む選定委員会が、同クラブの情報発信力や特別支援学校での長年のパラスポーツ普及活動を評価し、管理を任せることを決めた。

 延べ床面積は約1700平方メートルで、体育館、多目的室、事務室、救護室、だれでもトイレ、シャワー室、更衣室などを備える。

 オープニングイベントでは、長崎幸太郎山梨県知事やパラアスリートの鈴木徹さんらが出席するセレモニーを開いたほか、ヴァンフォーレ甲府の選手が参加するエキシビションマッチも行った。そのほか、来場者向けのパラスポーツ体験会も開き、ブラインドサッカー、車いすバスケットボール、ボッチャを体験する機会を提供した。

 ゲストには、日本障害者サッカー連盟会長の北澤豪さん、車いすラグビー日本代表強化指定選手の横森史也さん、WJBL山梨クイーンビーズOGの二宮可南子さんが登場。司会進行は、特別支援学校教諭の資格を持つ山梨県出身のモデル・清水絵夢さんが務めた。

 山梨県観光文化・スポーツ部・スポーツ振興課長の二宮智浩さんは「当センターは、県と指定管理者の『ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ』が連携し、パラスポーツの普及・振興の拠点となり、スポーツを通じて多様な人々が交流でき、障害の有無や年齢、性別にかかわわず、互いに認め、支え合う『共生社会』のシンボルとなる施設を目指し運営していく」と話す。

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