
甲府中心街のライブハウスやイベントスペース4店舗で3月15日、「甲府ジャズストリート2025」が開催された。主催は実行委員会と甲府商工会議所。
桜座(中央1)、コットンクラブ(中央4)、ALONE(中央4)、EBL(甲府市中央1)の4店共通パスポート(6,000円、2ドリンク付き)を購入し、ジャズライブを自由に回遊できる形式の同イベント。2004(平成18)年に桜座復活と共に始まり、桜町周辺のライブハウスやイベントスペースを舞台に地域の音楽文化振興に貢献してきた。
当日は地元だけでなく、東京、神奈川、千葉などの首都圏、遠方では沖縄などから約250人が参加した。友人や家族連れでの参加も多く、食事や地酒を楽しみながらジャズを楽しめるのも魅力になっているという。
ライブは18時、19時30分、21時の3ステージ制で行われ、桜座では「佐藤恭子セプテット」、コットンクラブでは「YOKO SUZUKI QUINTET」、ALONEでは「程嶋日奈子 QUINTET feat.松島啓之」、EBLでは「名知玲美&ひかり with 青木弘武トリオ」が、それぞれ演奏した。
甲府商工会議所の長沼恵介さんは「甲府ジャズストリートの最大の特徴は、演奏者と観客の距離の近さ。参加者からは『演奏者の息遣いまで聞こえる』という声もあり、ライブハウスならではの臨場感あふれる演奏を楽しむことができる。また、演奏者と観客の掛け合いも時折見られ、地域に根ざしたアットホームな雰囲気のジャズ演奏を体験できる」と話す。