
山梨県立やまなし地域づくり交流センター(山梨県甲府市丸の内2)で5月7日、地域交流イベント「甲府市100人カイギ vol.04」が開催される。
甲府第一高校探究科3年「Carat」 甲府市100人カイギ vol.04
「100人カイギ」は地域で活動する100人の話を起点に、ジャンルを越えた人のつながりを生み出すプロジェクトで、全国で展開されている。ゲストが計100人に達した時点で終了する仕組み。甲府では2025年2月に始動し、毎月第1水曜に開かれ、これまでに15人が登壇している。
第4回のテーマは「甲府のまちづくり・デザインする人」。山梨県立甲府第一高校探究科3年の生徒による「Carat」は「山梨の宝石産業でまちづくり」をテーマに、宝石研磨・加工技術で国内屈指の水準である山梨の「宝石産業の真の魅力」と「地元の強み」を再発見する探究活動の成果を語る。
甲府市地域デザイン課係長の加藤友浩さんは、甲府まちなかエリアプラットフォームの活動や都市計画について話す。エフエム甲府の制作運行部長・古屋祐一さんは、1997年に山梨学院大学キャンパス内に開局した地域密着メディアの役割などを語る。「SP大人の遠足倶楽部」主宰の反田亘昭さんは、運営メンバーとして活動している「得々三文会」やはしご酒ウィーク、甲府のまち中の飲食店などを巡る活動について紹介する。昨年11月に防災新館にオープンした山梨デザインセンターに勤務する矢野里江さんは、デザイン思考を生かした課題解決や新たな価値創造をテーマとするセンターの活動について話す。
運営はNPO法人「まちづくり法人山梨タンク」代表の河西和奈さんを代表発起人とする7人のキュレーターチームで行う。河西さんは「甲府市は宝飾、ワイン、織物など歴史ある産業の集積地であり、近年はまちづくりやデザインの分野でも新たな挑戦が続く。甲府市100人カイギは、こうした地域の魅力や可能性を掘り起こし、経済・文化・観光に広がりを生む場。参加してつながりを増やしてほしい」と話している。
イベントは事前申込制で、参加費は一般=1,000円、学生無料(定員60人)。開催時間は18時30分~20時30分。