北杜市在住の四井真治さん・千里さん夫婦の著書「地球再生型生活記」(アノニマ・スタジオ)の出版記念イベント「いのちの仕組みと暮らしからの地域再生-IN HOKUTO-」が12月3日、清里の森(北杜市高根町清里)音楽堂で開催された。
「いのちの仕組みと暮らしからの地域再生-IN HOKUTO-」ミニマーケット
SOIL DESIGN主宰の四井真治さんは、2007(平成19)年に北杜市へ移住し、持続可能な最小単位である家族だけでどこまで暮らしを築いていけるのか、子育てをしながら生活実験を続けている。そこで気づいた「命の仕組み」に基づいた、人が暮らすことでその場の自然環境・生態系をより豊かにできるデザインの実践と研究を続けている。
パネルディスカッションでは、「台所からの地球再生を」をテーマに活動する主催のREGENEKO(Regeneration from kitchen Organization=リジェネコ)共同代表・久保田あやさん、アースデイ東京ユース代表・上野我唯さんが登壇し、都会から見た北杜市の可能性、若い世代から見た地方の可能性、暮らしづくりの実践、地球や地域の再生に向けて何ができるのかなどについて観客を交えて語り合った。
ミニマーケットでは、コンポストの実演販売を行ったほか、農産物や雑貨などを扱うの店が並んだ。
久保田さんは「今回のイベントにさまざまな人が来てくれ、新たな可能性が生まれ、始まっていく感じがした。気候変動と聞くとお先真っ暗な感じがするが、四井さん、上野さんの話を聞いて希望が見えた。仲間と一緒にできたのが楽しかった。やって良かった」と振り返る。