温泉施設「石笛の湯」(笛吹市石和町八田)が開業して、10月25日で1カ月がたった。経営は「湯めみの丘」(甲斐市下今井)と「桜湯」(昭和町西条)を運営する住吉鉄工(甲府市住吉4)で、両施設に次ぐ姉妹店になる。
同施設は石和温泉郷のエリア中心に位置し、「アルカリ性単純温泉の源泉かけ流しにこだわった設計」が特徴だという。超高温、高温、中温(ジェット、寝湯)、気泡風呂、露天風呂の全てが源泉かけ流しになっているほか、サウナ、水風呂、休憩室を完備。消毒剤による殺菌を行わず、清掃時のみ最低限の消毒を行うなど、天然資源への配慮を徹底する。
昨年度の「湯めみの丘」「桜湯」の総入場者数は年間延べ約50万人を突破。今回の新施設「石笛の湯」は、その集客実績を背景に地域温泉文化の新たな拠点を目指す。
今村社長は「温泉という環境に優しい天然資源を、手頃な料金で多くの人に広く提供し、楽しんでもらえれば」と話す。営業時間は10時~23時。料金は、大人=500円、子ども=300円。