小瀬スポーツ公園(甲府市小瀬町)で10月25日、甲府大好きまつりが開催された。
1989(平成元)年の市制施行100周年を記念して始まり、35回目となった今年は約5万2000人が来場した。
秋の恒例イベントとして幅広い世代に親しまれているパレードでは音楽隊が10時30分にスタートし、11時30分には子どもみこしが登場、15時には「ビートトゥビート」のパフォーマンスで会場を盛り上げた。
今年は雨天のため「音頭」が中止となったが、「よっちゃばれステージ」では、和太鼓天野会や甲府市レクリエーション協会「甲府ふるさと大使」のハローキティ、地元高校生、留学生のスピーチ、ジュエリー甲子園決勝大会、各高校ダンス部などが登場した。「いいじゃんステージ」では、甲府地区消防音楽隊、フラダンスやゴスペル、幼稚園児によるマーチング、ダンスパフォーマンス、着物の帯結び実演や健康リズム体操などが行われ、幅広いジャンルの団体が出演した。
会場には、グルメ屋台やキッチンカーなど111店が並び、今年もにぎわいを見せた。
同時開催の「第50回甲府市農林業まつり」では、地元農産物の販売や体験イベントを行ったほか、「第4回こうふ女性達で創るマルシェ」では甲府で活動する女性によるクラフトやフードを販売する約50店が芝生広場に並び、親子向けイベントや抽選企画なども行った。
甲府市共同推進課長の武田英明さんは「例年以上に出店が多かった。来場した方には広い会場でゆっくりと祭りを楽しんでもらえたのでは。来年も楽しんでもらえるよう企画を検討するので、楽しみにしてもらえれば」と話す。