甲府の老舗百貨店「岡島」が「ココリ」(甲府市丸の内1)への移転後、初めての年始を迎える。
同店は1843年に茶業と呉服店として創業し、1936(昭和11)年から本格的な百貨店として営業を始めた。老朽化が進んだため、2月14日に複合商業ビル「ココリ」に移転し、3月3日に再オープンした。
「多数問い合わせがあった」という新春初売り福袋販売は、例年同様、販売する。
食品福袋は12月26日から31日18時まで、41店舗で予約を受けつけている。初日に完売した店舗もあるという。食品以外の福袋は1月2日の「新春初売り」にて各階で販売する。
営業推進部広報担当の田村麻里さんは「今年は店舗移転と岡島の歴史が大きく動いた年だった。3月に新装オープンしてからも変わらず利用していただきうれしい。2024年もまた、地域の皆さまに満足していただけるよう上質な店づくりを目指したい」と話す。
2023年2月で営業を終了した岡島の跡地には、28階建てのマンションと次世代型商業施設、イベント開催可能な広場などが再整備され、2028年のオープンを予定する。
年始は1月2日11時より営業する。