「第4回Jリーグサポーターフリーペーパーサミット in甲府」 が1月21日、山梨県防災新館(甲府市丸の内1)やまなしプラザ1階オープンスクエア東面で開催された。
「Jリーグサポーターフリーペーパーサミット in甲府」展示エリア
Jリーグサポーターフリーペーパーサミットは、全国各地でフリーペーパーを制作しているJリーグサポーター8団体(柏、神戸、広島、新潟、甲府、栃木、岐阜、相模原)で構成する任意団体。
今回のイベントは、「バス小瀬新聞」が6月5日で創刊20周年を迎えることを記念して、初めて甲府で開催した。
ステージイベントでは、「フリーぺーパーサミットとは」と題し、サミットの概要や出展団体を紹介した後、フリーペーパーを制作するヴァンフォーレ甲府サポーターが「甲府サポ フリぺの未来」について話した。そのほか、東京理科大生によるJリーグサポーターの行動分析をまとめた研究発表を受け、アウェー遠征が好きなサポーターが考察する「体験談と数値でひも解く『アウェイの道』」をプレゼンテーションした。
展示エリアでは、フリーペーパーを制作する8団体による紙面の展示や配布、10団体が制作した対戦チームサポーターを歓迎するウエルカムボードや、東京理科大生による統計学から見たアウェーツーリズム研究を展示したほか、大分トリニータサポーターによるイラスト展示や大分観光を紹介する小冊子の配布を行った。
当日は、35人が来場。甲府以外では、松本、長野、静岡、神奈川などの近県に加え、大阪、大分から参加したサポーターもいた。
参加したサポーターからは、「いろいろなフリぺがあってびっくりした」「フリぺのみならず、サポーターへのおもてなしって何だろうと考えるきっかけになった」「自作のフリーペーパーをいつか持って参加できるように頑張りたい」などの声が聞かれた。
主幹した「バス小瀬新聞」須田康裕編集長は「当日は大雪の予報もあり開催が心配されたが、35人のサポーターに参加してもらい感謝。フリーペーパーやウエルカムボードを通じて、山梨県の皆さんが多様なJリーグの楽しみ方に触れることができて良かった」と振り返る。「例えるならフリーペーパーは自分を表現できるアート。自分の好きな事を自由に表現できるフリーペーパーの文化を、これからも広めていきたい」とも。
当日、会場では能登半島地震義援金を呼びかける募金箱を設置。集まった義援金1万2,362円は1月22日、テレビ山梨厚生文化事業団に届けた。日本赤十字社を通じて被災地に届けられる。