「破壊と再生の儀」と題した「龍華（りゅうげ）祭り」が9月24日、甲府の山梨県護國神社（甲府市岩窪町）で開催された。伝統的文化の復活と継承を目的として2018（平成30）年に初めて開催され、今年は3年ぶり3回目の開催となる。

甲府護国神社で「龍華祭り」　3年ぶり開催、盆踊り・奉納演奏も

　当日は、飲食屋台、地酒の御神酒ブース、盆踊り、おぶっく（盆踊り参加者に菓子配布）、限定御朱印の頒布、物販などのほか、太鼓の儀、伝統の儀が行われた。太鼓の儀では、奉納演奏として「江戸一番隊」「甲斐之國御坂天雷太鼓保存会」「和太鼓集団成り行き」「サドラム（佐渡ヶ島）」「右左口竹の会（甲府）」「カポエラビゾーロ（ブラジル）」「ジャマフェコ（マリ共和国）」らが出演。伝統の儀では、甲斐駒神輿（みこし）、甲府消防記念会によるはしご乗り、書道家・井上瑠紗さんの書道パフォーマンスなどが行われた。

　実行委員会の鷹野毅（たかの つよし）さんは「東日本大震災の原発事故をきっかけに、資本主義経済、テクノロジーの進歩を過信した社会に疑問を感じ、自分にできることが何かを模索する中、古来から伝わる日本文化、日本人の心を祭りという形で表現したいと思い開催に至った」と話す。

　開催時間は10時～17時。入場無料。雨天決行。