複合施設ATAGOEN内アタゴショウテンギャラリースペース（甲府市愛宕町）で現在、活版印刷による紙雑貨の展示販売会「knoten letterpress POPUP」を開催している。同展は、アタゴショウテン（ATAGOEN）の開業1周年を記念する企画展で、「年の瀬のひととき、訪れる人々に静かな感動と温かい『結びつき』を提供できれば」と企画したという。会場では、クリスマスカードや年賀状としても使えるポストカード、ミニカード、シールなど、「冬」をテーマに展示販売する。「knoten letterpress」は山梨県と東京都の拠点で活動するクリエイターユニット。印刷を担うのは、「富士川クラフトパーク」（身延町）の内にアトリエを構える岡城直子さんで、紙や図柄に合わせて一色ずつインキを調合し、印刷機の圧力などを微調整する。図案を描くのは、東京在住のnatsuさん。星の瞬き、渡り鳥の羽ばたき、石や貝の造形など、静かな夜や自然の営みを繊細なタッチで切り取る。ドイツ語で「結び目」を意味するユニット名は、「私たちの作品が、手に取ってくださる方々の縁を結ぶような一枚になってくれたら」という願いが込められる。開催時間は10時～17時。水曜・木曜定休。12月28日まで。