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精進湖で「涼湖祭」 6年ぶり復活、「ホットスポット」のマンホールぶたも

精進湖に9月に設置予定のドラマ「ホットスポット」のワンシーンをモチーフにしたマンホールぶた(右から2番目)。

精進湖に9月に設置予定のドラマ「ホットスポット」のワンシーンをモチーフにしたマンホールぶた(右から2番目)。

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 精進湖(富士河口湖町精進)で8月4日、6年ぶりに開催された花火大会「涼湖祭(りょうこさい)」と連動して、9月に設置予定のマンホールぶたが公開された。

富士河口湖町・精進湖「涼湖祭」 6年ぶりに開催、伝統復活への想い受け

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 精進湖は今年、テレビドラマ「ホットスポット」のロケ地として注目を集めたことで「涼湖祭」復活の追い風となった。当日はスペシャルトークショーを行ったほか、撮影用に看板などを設置したエリア、地元大学のブースも展開。グッズ販売キッチンカーの出店などもあり、町内外からの来場者でにぎわった。20時過ぎには、カウントダウンに続いて約800発の花火が夜空に咲き、湖上を彩った。

 トークショーで、ドラマのワンシーンをモチーフにしたマンホールぶたをお披露目。公開されたマンホールぶたはドラマのワンシーンをデザインに取り入れた限定仕様。カラーデザインで、湖畔のドラマ舞台を想起させる情景や出演キャラクターなどが描かれる予定で、精進湖の新たな「聖地」として期待が高まる。

 花火打ち上げに先がけてステージ上で、渡辺英之町長は「今後も富士五湖全ての花火大会が開催されることを祈念する。町では『花火の歌』を制作中で、来年お披露目を予定している」などとあいさつ。続くトークショーでは、お笑い芸人の山田ルイ53世さん、ドラマのプロデューサー、フリーアナウンサーの三浦実夏さんがドラマや山梨県にまつわるエピソードなどを披露し会場を沸かせた。ドラマ脚本家のバカリズムさん、出演者の角田晃宏さん、市川実日子さんによるメッセージも投影した。

 会場では、限定コラボグッズが人気を集め、長蛇の列ができた。「ドラマを見たのがきっかけで初めて訪れた。グッズを買えてうれしい」と話す来場者の姿も。北杜市から訪れた男性は「全国的に祭りや花火大会が減っていくのは寂しい。応援の気持ちでクラウドファンディングに参加した」と話していた。

 実行委員長の堀内貴丈さんは「何とか復活させたいと準備を進めてきて、今日、皆さんに集まっていただき感慨深い。地元の方々をはじめ、都留文科大学の学生ボランティア、そしてクラウドファンディングなどで全国からも支援いただき開催、成功させることができて心から感謝している。伝統ある涼湖祭を残したいというたくさんの声、思いを大事に、また来年以降も開催できるよう、皆さんの力も借りながら地域全体を盛り上げていきたい」と語った。

 「ホットスポット」マンホールは、9月に設置予定。

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