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南アルプス市、「こどもローカルマガジン」創刊へ 参加中学生募集

「こどもローカルマガジン」制作委員会でコーディネートを担当する野呂瀬亮さん。

「こどもローカルマガジン」制作委員会でコーディネートを担当する野呂瀬亮さん。

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 南アルプス市が2026年3月、地域情報誌「こどもローカルマガジン」を創刊する。市シティープロモーション事業の一環で、「こどもローカルマガジン」制作委員会が主導する。

南アルプス市「こどもローカルマガジン」創刊 中学生クリエーター募集

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 事業は、東京都や静岡県など1都5県の18エリアが参画する「COLOMAGA Project」の一環で、中学生が自らの住むまちを取材し、プロと共に地域情報誌を制作するもの。参加生徒はプロのクリエーターやデザイナーとチームを組み、南アルプス市の魅力を自分たちの視点で見つけて取材し、記事や写真、イラストをまとめた地域情報誌作りに取り組む。

 コーディネートを担当する同委員会の野呂瀬亮さんは「2年間北杜市の地域情報誌『ほくとこ』で勉強し、『コロマガサミット』にも参加して、地域PRの手段があると感じた。同じ志を持った子どもたちが一堂に会し、血の通ったコミュニケーションを見て、『これに勝るものはない』と地元でも作りたいと思った。プロジェクトを通して、クリエーティブ、伝える仕事をか噛み砕いて子どもたちに伝えることができたら将来への気づきを与えることができるのでは」と話す。

 同委員会によると、「まちを伝える本を自分たちで作りながら、プロの技を間近で学び、『伝える力』や『作る楽しさ』を体験する機会を提供する」という。参加生徒は3回の講座と取材活動を経て冊子を制作し、2026年3月に冊子のお披露目を予定する。

 現在、中学1年生~3年生を対象に、市内在住の「中学生クリエーター」10人を先着で募集している。同委員会では、「将来クリエーティブな仕事に関心がある中学生や、地元についてもっと深く知りたいと考えている中学生」の参加を促している。

 参加費は5,000円。申し込み締め切りは8月31日。KIDS DESIGN CLASS(南アルプス市下宮地)で8月24日、マガジンの概要やプログラムの説明会と「伝える」ワークショップを行う。開催時間は9時30分~12時。参加無料。

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