甲府城西高校所属のレスリング選手で次世代甲府大使の深澤遼弥さんが10月28日、樋口雄一甲府市長を表敬訪問し、第79回国民スポーツ大会レスリング少年男子フリースタイル55キロ級での優勝を報告した。
次世代甲府大使・レスリング選手の深澤遼弥さん、樋口市長を表敬訪問
深澤さんは5歳の頃、父と兄の影響でレスリングを始め、山梨ジュニアレスリングクラブで基礎を確立した。現在は甲府城西高校で顧問の平井教師の指導を受けながら実力を伸ばし、2023年には高校1年生で全国高校生グレコローマン51キロ級を制して全国制覇を達成。同年、甲府市は深澤さんを「次世代甲府大使」に認定し、活動を応援している。
国民スポーツ大会は9月29日・30日に滋賀県で開催。深澤さんはフリースタイル55キロ級で山梨県勢として初の優勝を果たした。これまで県勢が達成していなかった快挙で、山梨県のレスリング競技史に新たな一ページを刻んだ。
当日は深澤さんが大会の感想を報告し、「オリンピックや世界を目指していく中で厳しいことも多いと思うが、自分の持ち味は報われるまで努力できるところ。そこを生かして夢を実現させたい」と意欲を見せた。
樋口市長は「深澤選手の活躍は市民にとっての大きな誇り。これからも練習に励んで、夢であるオリンピック出場、ゴールドメダルリストを目指して突き進んでもらいたい」とエールを送った。