公募より選ばれた参加者による「武田二十四将騎馬行列」が4月12日、甲府市内を練り歩く。
毎年武田信玄公の命日に行われる同祭りは、武田神社創建の1919(大正8)年に始まったとされている。武田神社例大祭のみこしなどと併せ、一般参加者による武田二十四将騎馬行列が武田神社を出発し、アシストエンジニアリングよっちゃばれ広場~平和通り~遊亀公園~舞鶴城公園~武田神社をパレードする。武将たちが馬にまたがって甲府の街中を闊歩(かっぽ)する姿に、沿道から声援が送られる。
二十四将のうち23人は99人の一般公募の中から選ばれた。信玄公役は、2022年4月6日に「甲府大使」に就任したモデルの高瀬真奈さんが演じることが決定した。高瀬さんは1999(平成11)年生まれ、甲府市出身。環境問題や動物愛護などの社会問題への意識が高く、地元山梨の地方創生などの活動にも自発的に参加している。
高瀬さんは「信玄公役を演じること、身に余る光栄。信玄公のようにどっしりと構え、甲府の街がにぎやかになるよう務めたい。当日皆さんに会えるのが楽しみ」と話す。
甲府市産業部観光課の後藤宗隆課長は「ぜひ多くの人に、高瀬さん演じる信玄公をはじめ二十四将の勇壮な騎馬行列をご覧いただければ」と呼びかける。