甲府市保健所健康支援センター2号館で7月7日、保護猫の譲渡会が開催される。
甲府市では毎年多くの犬・猫が保護され、これらの動物が殺処分にならないよう、「尊い命をつなぐ」取り組みとして譲受希望者と譲渡ボランティアを随時募集している。
譲渡会は、3月17日に初開催され今回で2回目。前回は約100人が来場し、参加した9匹の猫のうち6匹が譲渡につながった。
ボランティアが保護した猫たちが新しい飼い主を求める場で、多くの猫が新しい家族との出会いを待つ。来場者は会場で猫を見つけ、保護主から猫の性格や譲渡条件についての説明を受ける。譲渡を希望する場合、保護主とのヒアリングを経て、飼養経験や家族構成などを確認。双方で合意に至った場合、トライアル期間を経て正式譲渡が決定する。
猫の譲渡条件は個々で異なるため、保護主との直接相談が必要。特に単身者や高齢者の場合、条件が異なることがある。譲渡を希望する場合は、身分証明書の提示が求められる。参加予定の猫が体調不良により不参加となる場合もある。
甲府市生活衛生室衛生薬務課の中込壮洋課長は「ボランティアに保護された猫をはじめ、飼い主のいない猫が後を絶たない。譲渡会を行うことで殺処分を少しでも減らし、新たな家族と出会って幸せに暮らしてもらいたい。参加者や保護ネコの状況を見ながら今後も続けていければ」と話す。
開催時間は10時~13時。参加無料。会場へのペットの入場は不可。